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2008/11/30

田母神論文の波紋(その3)

田母神さんの事を考えながら、ネットいろいろ見ているうちに、こんな文章に出会った。

[独り言]ぼくが歴史修正主義者だった頃

今では、インターネットはもちろん、それ以外のメディアも莫大な情報を生み出していて、非常にぶっちゃけて言うと、何が正しくて何が正しくないのか、さっぱり解らなくなっていると言って良いかもしれない。

たとえば、

前々からネトウヨのある部分は、上の世代に対する思春期の子供たちの反抗がベースになっているだろうなあと思ってきたんだけど、そういう子供たちもいろいろな人生経験を経て、落ち着くところに落ち着いていくという意味で、希望のもてるはなし。

ネット上には、無知なこどもたちを右寄りにリクルートするための、わかりやすいコンテンツがたくさんある。それはもう様々なレベルが用意されていて、まあもとをたどると同じような本に依拠しているんだけど、色々な形で料理されていて色々な入り口からそちらに行けるようになっている。なかには、面白いのも確かにあるし。

たぶん、こういうコンテンツのかなり多くは、少し年上の子供たちが書いていたりするんじゃないかなとも思う。

でも、人生経験をつみ、人とはどんなものかについて理解が進むにつれて、あり得ることとあり得ないことは、おぼろげながら見えてくる。

田母神騒動で、こんな騒ぎが起きたのは、戦後教育が近現代史を教えてこなかったことに原因があるとよくいわれる。

まあ、それはもっともな話で、これからはきちんと近現代史を教えたらいいし、憲法とはなにかということについても、きちんと義務教育のカリキュラム内で教えた方が良いと思う。

日本には、様々ないきさつによって、本来なら国民がいちおう知っておくべき知識にもかかわらず、義務教育とかであまり教えられていないことがいろいろある。

まあ、そういうことは、オレがこどもの頃から繰り返し言われてきたことではあるんだけど、そろそろそういう過去の因縁の呪縛は解けて来つつあるのかも。

田母神さんと同様、オレも戦後生まれなので(つーかオレのほうが年下だし)、学校で近現代史はそれほど習っていないわけよ。

それに、近現代史とかにとくに関心が深いわけでもなんでもなく、ごく常識的に色々なものを読んだり見たり体験してきただけ。ノンポリだから政治のことも右も左も全く解ってなかったしね。

まあ25歳とか30歳の頃はまだなにも解っちゃ居なかったと今からは思うけど、それにしても何がもっともらしくて、何がもっともらしくないかということの区別は、今ほどではないけど、ある程度できていたような気がする。

最終更新時間 2008年11月30日 15:53

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はじめまして
私は今30代で
ログインでは山ログとウルトラ科学が楽しみでした。

田母神論文ついでに
今ネットの中で祭りになってる
国籍改正法についてなんですけども。
反対派には確かにネトウヨ的な人もいるけど
私にもこれはリアルにやばい問題におもえちゃいます、、。
私自身、選挙に行った事もない右も左もわからんちゃん
ではあるんだけど
メディアリテラシー的には私もまともにものがみえなくなってるんでしょうか、、、
マジメにこの先が恐ろしいです、、


投稿者 Anonymous : 2008年12月04日 19:40

これほど情報があふれかえっている世の中では、あらゆる問題に対して肯定、否定が渦巻いていて、何を信じて良いか解りにくい傾向があるのは確かですね。

ただ、信じてはダメな論法というのは確かにあると思う。

たとえば、マイノリティを、悪いものとリンクさせて語るような話。
国籍法問題はこれにあたりますが、それは人種差別的な考え以外の何ものでもありません。
http://blogs.yahoo.co.jp/isikeriasobi/55872551.html
http://blogs.yahoo.co.jp/isikeriasobi/56046895.html
とか読んでみてください。

あと、単純に何ものかを悪と決めつけて、それを取り除けば物事は解決するはずだという論法を使う人も、まず確実に間違っていると思います。世の中そんなに単純ではない。

たとえば、これまで医者、教師、公務員をそういう論法で世間は痛めつけているわけですが、その結果として世の中はむしろ悪いほうに導かれているように思いませんか。

投稿者 鹿野 司 : 2008年12月05日 21:52

はじめまして、私もかつてログインは創刊号から購入し、ウルトラ科学で育った口です。
このサイトを初めに見つけたとき、幼かった自分を思い出しました。
そしてそのままRSSリーダーへ登録!

上のコメントで「メディアリテラシー的には私もまともにものがみえなくなってるんでしょうか、、、マジメにこの先が恐ろしいです、、」とありますが、以前に比べれば情報が表に出ているだけ以前よりはるかにマシだと思ってます。

人間は信じたいものを信じる生き物なんでしょうが、すこしでも反対意見がネット上にあればまだ救いはあるのではないか、と思えてなりません。

あまりに懐かしくて書き込んでしまいました。
失礼します。

投稿者 anonymous : 2008年12月09日 21:57

鹿野さん、お返事ありがとうございます
ログイン連載時のウルトラ科学は単行本には収録されてない分がだいぶあるようですが、どこかで出版や発表されるとうれしいです。(最初は米田氏の漫画しか見てなかったんですが)
小中学のころからとても影響されました。(早川SFに入っていく入り口にもなりました)

いしけり氏のHPは反対派のスレッドでも時々あがってるようです。
内容として改正そのものの整合性に関しては沈静作用もあるとしても不安をぬぐうには今ひとつの効果のようです。
私的にはこの方「読解力あればわかんだろ。バカなの?( ´∀`)」って感じの上から目線な物言いで印象悪くしてます。
「ゼノフォビア」とかの言葉の選び方も、向こうは仕事柄普通の用語っぽいけど(検索して調べましたが)素人としては「スイーツ」みたいな、、、。
専門家目線では報道で前から情報は提示されていたっぽいのですが素人的には藪から棒なのでその実感の差も不信につながってる気がします。

反対派の心情としては国籍法単体でなく他の、重国籍、外国人参政権、移民1千万人政策、沖縄二国制、人権擁護法案、児童ポルノ禁止法や青少年インターネット規制とかの不安政策と、
近隣国怖くね?急に外国人受け入れ過ぎて大丈夫?OO党信用出来ね。政治家信用デキネ。マスコミ信用デキネ。とか多要素が連動しててなんかもう頭いっぱいっぱいで理屈ぬきにガクガクブルブルみたいな。

(反対派はネットで燃えてるのでマスコミのネット、オタク叩きも反対派に火に油、、)

参議院採決のおかしな映像はショッキングでしたが
今度の一連の騒ぎは既存の権力が情報化にさらされ
今までもこんなんけっこーあったのかも、、な事が表面化している
のかもって印象です。
10年まえならこんな騒ぎにはならんかったかなーと。

改正法の加熱は「ハレー彗星で空気なくなる」みたいな事だったとしても私的にはこの件ができるだけ大騒ぎになって今後
マスコミや政治への監視や関心が草の根で根付くのを期待してます。
私もこの半月で全然政治やら法律やらに興味なかったのが変わったし、、
ただ特定国や政党やらを批判するのが特定人種を差別するのに流れなければいいですが、、

楽観論では地デジでネットがさらに普及し
情報弱者が減っていって既存メディアの質も上がって
オタク文化や「おめでたい日本人」が海外に伝染して
未来はそんなに暗くないな、、なんですが、、。
中国のオタクがナショナリズム抜きに初音ミクやメイド、アニメ漫画に萌え共産圏の不自由を嘆く姿には萌えとオタに国境ないなーと思います。
オタクの自虐性とかカッコつけなさは、日本人のおめでたさと通じる美徳だと思います。
なぜかその点は海外のオタクも共通してるような、、
個人的にはみんながそういうオタクになっちゃえば
ウマーと思うんですがそれはそれでムチャクチャですか(・∀・)

投稿者 Anonymous : 2008年12月10日 02:35

はじめまして。面白そうな話題なので私からも一言。

個人的にはさらにリンク先の『ちょっとした昔話 - 自由帳で数学とか物理とか』の方が興味深いですね。『[独り言]ぼくが歴史修正主義者だった頃』の方は危かっしいものを感じます。
重要なのは「自分で検証しよう」「自分で考えよう」というスタンスと行動であり、その努力と訓練がなければ氾濫する本当っぽい情報に翻弄されるだけかと思います。

ゆとり教育はそういった『考え方』を教育するものだという期待もあったのですが……


>あと、単純に何ものかを悪と決めつけて、それを取り除けば物事は解決するはずだという論法を使う人も、まず確実に間違っていると思います。

『どう』解決するかをちゃんと見極めないと意味が無いですよね。もし仮に主張が正しいとしても立場が違えば恩恵や損害も違うわけ。
「当事者」にとってどうなのか「他人」にとってどうなのか「全体」としてはどうなるのかとか、色々な観点から比較するのが重要だと思うのですが、そういった観点をゴチャゴチャにして議論している例が良くあるような気がします。(それこそ改正国籍法の話とか)

個人的には、「発言者は『自分(発言者)にとって望ましい』主張をしており、その内容は『自分(受け手)にとって望ましい』ものではないので、『自分(受け手)にとって望ましい』かの検証は(思考実験でも良いから)自分(受け手)がやらないとダメ」というのが重要だと思うのですが、自分も含めてなかなか身に付かないですよね。

投稿者 の : 2008年12月14日 14:26

いつも興味深く拝見しています。
不思議なのですが、田母神論文が物議をかもしながらも、
それに納得のいく反論がいまだ見られないようなきがするのです。
 右、左いずれの主張もそれなりに、蓋然性があるはずですが、
結局、今回の論文の主旨への批判が不十分に終わっているよなきがします。年を重ねると、たとえば経済の流れは誤魔化せないとか、理念が後付されるという、歴史にしばしば見られる事実が、軽視され、いたずらに、教義のみが叫ばれる世の中は、戦前から変わらぬような気がいたしました。

投稿者 たなか : 2008年12月15日 18:58

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