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2008/11/30

田母神論文の波紋(その1)

まあ、オレは右も左もよくわからないヤツなわけだけど。

もと航空幕僚長の田母神さんが書いた論文は、大きな波紋を呼び起こした。

この人がどんな人かというと、ウィキぺディの田母神俊雄の項を読んでみると、

「朴訥とした中にもユーモアを交えた語り口には定評があり」とあって、それはイラク活動の一部を違憲とした名古屋高裁の判決に対して、流行のお笑い芸人のギャグを真似て『でもそんなの関係ねえ』とか発言したところからも伺える。

つまり、フランクで世渡りのうまい人なのだろう。
現総理大臣の麻生さんもそうなんだけど、半径数メートル以内の人には強い魅力を感じさせることができるかんじ。噂を聞いて予断では嫌っていたような人でも、直接会って話をすると、なんとなく少しは認めてしまうくらいのカリスマがあるんでないかな。
だから、航空幕僚長という地位につけたんでないかという気もする。

先週の金曜日、「朝まで生テレビ」でこの問題が取り上げられたんだけど、その中で、田母神さんは、森本敏さんの教え子だったそうで、森本さんによれば非常に優秀な生徒だったそうだ。
3人の優れた教え子の一人だったけど、2人は途中で脱落し、幕僚長になるまで残ったのが田母神さんだとのこと。なんで2人は脱落し、田母神さんが残ったかは語られなかったけど。

彼がトンデモレベルの歴史修正主義者だということは、かなり以前から広く知られていたらしい。

この論文騒動をうけて、石破さんはこんなことを言ってる
2008年11月 5日 (水)田母神・前空幕長の論文から思うこと

2008年11月10日 (月)文民統制

おおむね同意できるかな。
石破さんは、制服と文官の混合組織を作り、自衛官を政策に関与させることを指向する防衛省改革案を考えていて、これは軍属を「押さえつけ、隔離すればするほど思想は内面化し、マグマのように溜まっていく」「何にも知らない文官が」との思いが益々鬱積し、これに迎合する政治家が現れるでしょう。それこそ「いつか来た道」に他ならないと語っていて、それはそんな感じもする。

これは論理的には正しいと思う。ただ、現実に自衛官を政策に関与させるという仕組みを作っていくときに、この理想とはかけ離れ、変節したものになってしまう危険性はつねにあるので、非常に慎重に事をすすめる必要はあるだろう。

石破さんの考えは論理的で、昔からいろいろと教えられるところはあるなあと思っている。ただ、石破さんの考えは、世界を、軍事という観点を中心に据えて捉えているという点で、「狭い」と思う。
軍事は世界から取り除くことはできないけれど、それはごく一部にすぎないし、一部であるべきだと僕は思っている。
軍事に頼らないやりかたが主であって、そのなかのごく一部に、拳銃は最後の武器だ的に、軍事が関与するのが本来であるはずだ。
まして、日本は、日本国憲法で律せられている国なのだから、そういう発想で世界を理解していくべきだろう。

あと、石破さんはMD(ミサイル防衛)を推進しているんだけど、これは全くダメだとオレは思っている。
原理的に無限の投資を必要とするのに効果はほとんど期待できないものなのに、アメリカにおつきあいするためにだけ莫大な税金を投入するのはバカげている。石破さんはたぶんそのことも理解しているのだろうけど、日米同盟重視という観点からMDを推進してきたんではないかな。オバマ民主党政権になったことで、アメリカはMDへの熱意を失う事は確実で、そのときは考え方を変えるかもしれない。

人というものは、とかく思考の省エネをしたがるものなので、いいこと言う人を全面的に信頼してしまい、自分の思考をあずけてしまいがちだけど、それはダメなのね。
いいこと言う人でも、その内容は自分で個別に判断しないとね。

最終更新時間 2008年11月30日 13:27

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言い尽くされた感が強いので,メモだけ。 くねくね科学探検日記の鹿野司氏の考えは,今回の僕の問題や防衛省に対する僕の考えに非常に近い,のでメモしておきます... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2008年11月30日 18:15

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