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2006/06/04

秋葉原をご案内してみた


 先月の31日のこと。名古屋から仕事で上京した友人を、秋葉原にてご接待した。


 駅前で待ち合わせて、ビラなどを配っているメイドさんにしばし見とれる。外国人観光客らしき人たちが、代わる代わる一緒に写真を撮っていました。

 それから、ワシントンホテルをちらりと見物。
 ここはバブル時代、日本でいちばんたくさんスパイが泊まっていたホテルだと紹介する。 ここに泊まって秋葉で部品を買い付け、ソ連や北の方に運んでいたらしい。

 その後、秋葉原の歴史が凝縮されている、ラジオ会館へ。
 ラジ館久しぶりだなあ。
 昔と変わらない電子系店舗も若干残っているけど、多くがフェギュア屋さんや同人誌屋、カード屋さんなどに置き換わっている。

 しかし、ガシャポンて何でもあるんだね。美術デッサン用の塑像のシリーズがあったのには驚いたよ。

 ガンプラ専門店もあり、いっしょにケロロのプラモも売っていた。まあケロロはガンプラの一種か。

 TK-80からはじまるNECの古いパソコンの専門店もあった。ここは昔は普通のパソコン屋だったよなあ。僕が最初に仕事に使いはじめたパソコンPC9801Eも展示していた。これに8インチ・フロッピーディスクをつけて使っていたんだよなあ。

 一通りラジオ会館を見物した後、いよいよメイド喫茶へ。
 目的地は、友人のひげ五郎さんが事前に教えてくれた「メイド・イン・エンジェルズ・カフェ

 途中、今や秋葉原名物となった、おでん缶自動販売機を見せる。
 ケータイで自販機の写真を撮っている女性がいたよ。

 道すがら、店に入ったときにメイドさんたちが「お帰りなさいませ、ご主人様」と挨拶するスタイルは、実は名古屋で確立されたものだといううんちくを、友人に披露される。なるほど。

 目的のビルに到着。看板を見ると、メイドさんによるマッサージの店がある。
 
 おもしろそうなんで、入ってみようかと言うことになった。

 事前の調査で、この隣のビルにメイドさんによるリフレクソロジーの店がある事を知っていたので、てっきりそのお店なのかと思っていたら、どうも話がかみ合わない。店名をよく見ると、全く別の店だった。どうやら、メイドによるマッサージ系のお店は、最近かなり増えているらしい。

 受け付けで、いきなり身分証明書の提示を求められてちょっとびびる。
 まあ、これはメイドさんの、安全確保のための措置なんだろうね。

 待合室の大型テレビでパンダコパンダをやっていた。

 手と腕と肩と目のコースがあって、各10分1500円で、20分より受付とのこと。
 高い、のかな?手と腕を各10分ずつお願いする。

 実はオレは生まれて一度も、他人にマッサージされたことはないのだ。
 その相手がメイドさんとは。

 こういう場合、かわいらしいメイドさんに手をにぎにぎされながら、どきどきするような会話を楽しむのが筋なのでしょうが、なぜか取材のようになってしまう私の悲しさよ。

 一応、コスプレとは、そもそもアメリカのSF大会から輸入されたものだという、年寄り臭いうんちくは語っておいた。

 担当のメイドさんは、大学生のアルバイトで、就職が決まっているので、卒業したらやめるとのこと。おたく系の趣味はなく、秋葉原の街のこともほとんど知らない。高校時代は私服で、制服にあこがれがあり、コスプレをしたかったので、制服が気に入ったこの店を選んだよし。

 バイト料は秋葉原界隈の普通のバイトと変わらないけど、いろいろな人の話が聞けるので、やってて楽しいとのこと。メイド系のバイトは、結構人気があるようだ。

 マッサージの店はやや高価なので、若い人はほとんど来ず、仕事を終わったサラリーマンが多いそうだ。だから、夕方から忙しくなる。あと、土日も忙しいらしい。土日は人出が多いもんね。

 この店は、ひげ五郎さん紹介のmia*cafeと経営が同じで、メイドさんたちみなさん非常に可愛らしかった。穏やかで、リラックスできたような気がしました。

 料金を払うと、レシートにパスワードが。
 これをホームページで入力すると、会員専用のページが見られるそうだ。
 でも、有効期限は5月いっぱいとのこと。
 あー、急いでお家に帰らなきゃね、と、軽く冗談をとばして店を出る。

 で、その流れで、下の階のmia*cafe に入る。

 ここで、絶対領域というものを鑑賞。

 この店は、ひげ五郎さんの言うとおり、メイドさんのレベルが高いけど、「お帰りなさいませ。ご主人様」とはいわないので、ちょっとがっかり。

 しかし、注文を聞くときは跪いて、目線を客より低くするのがメイド風なのかな。担当してくれたメイドさんの名札は「そば」。ホームページを見れば解るとおり、かなりの美人さんでした。

 なぜそばなのか、興味を持ったけど結局聞かなかった。厨房には金髪の外国の方がいらっしゃる。ホームページ情報によると、エレノアさんらしい。

 こうやって、ホームページで色々調べられるのは面白いね。メイドさんのアイドル性を高めて、世界を広げますな。

 僕はアールグレイを頼み、友人はアイスティ。ミルクやガムシロップをお入れしますかと聞かれるが、いらないと答える。僕はいつも入れないから。

 友人は、じゃあミルクをというと、ではお入れしますから、ちょうど良いところでストップと言ってください、とメイドさん。

 なるほど、こういうサービスなのか。何か入れてもらえば良かった。惜しいことをした。

 皆さんもメイドカフェに行くときは、そういうことがあるので注意しましょう。

 しかし、ミルクのサーバーに満タンにミルクが入っていたらしく、そばさんは、テーブルの上にたぱたぱとミルクをこぼす。

 ああ、すいません、今お拭きします、とあわてた様子。

 僕はそれに少し引っかかりを感じる。

 お茶を飲み終わり、「ご主人様」といってもらえなかったのは名残惜しいとのことで、もう一件メイド喫茶に行こうということになる。メイド喫茶のハシゴである。

 そこで、やはりひげ五郎さんの紹介してくれた、キュアメイドカフェに向かうことに。

 途中、やはり秋葉原らしい店ということで、あきばおーを見せる。

 それから、駅前から帰還しつつあるメイドさん3人連れとすれ違う。

 そういえば、昔、中央通りの末広町付近に、メイド姿でラッセンの絵を薦めるキャッチセールスのお嬢さんたちがいた。狙いをつけた人を、ずーっと秋葉原の駅前くらいまで追跡していって、捕獲に失敗すると、ジョギングしながら店の前まで帰ってくるのね。メイドの姿で、二人一組くらいで。

 なんとなく、肉食獣のハンティングを思わせる恐ろしさを感じたなあ、という事を思い出す。

 キュアメイドについたのが7時45分くらいで、なんと8時に閉店なんだと。エレベータの扉を開けたら、もうおしまいですごめんなさいと言われる。

 そうか、秋葉原は基本的に時間が早いもんね。週末はもう少し遅くまでやるみたいだけど、メイド喫茶に行かれる方は遅くならない方がいいみたい。

 しかしこのキュアメイド、ガシャポン会館の上にある店で、昔々、秋葉原にメイドカフェが2件しかなかったころに、一度知り合いの取材につきあって来たことがあった店だった。当時はまだ、お帰りなさいませご主人様というスタイルはなかったし、そのときは、メイドさんのメイド服が少し汚れていた……作業着だから当然ではあるが……のでちょっとがっかりしたことを思い出した。

 キュアメイドがダメとなるとどうしようか。
 すると友人は、めざと女中甘味処という店を見つけて、ここが良いという。

 アットホーム・茶房だと。メイドカフェじゃなくて女中カフェね。コスチュームは、振り袖に袴。

 場所は、知っている人は知っている、老舗、ぷらっとホームの跡地なんだよね。

 この店は、来店すると女中さんたちがいっせいに「お帰りなさいませ、ご主人様」と合唱。女性客の時は、「お帰りなさいませ、お嬢様」だ。

 このセリフが聞けたのには満足したけど、客が来るたびに言うので、だんだんもう良いよって感じになってくる。なんとなく、ブック・オフの明るい挨拶に似た雰囲気を感じる。

 ここの店は、席のチャージ料300円取るよ。
 その代わり、あられとお茶が、おかわり自由でサービスされる。

 中央のカウンターの中が畳になっていて、客はいすに座るけど、女中さんは畳で正座してお給仕する。なかなか面白い店の作りだ。

 時間が遅かったので、すでに食事メニューは終わり、残念ながら、飲み物しか注文できない。抹茶を頼むと、女中さんが目の前で点ててくれるそうだけど、それももうおしまいとのこと。残念でした。

 二人とも抹茶ミルクを頼む。ここでもミルクや、ガムシロップをついでくれるサービスがあったのだった。ガムシロップをお注ぎしますかと聞かれる。だが、断る。あー、経験に学ばないオレ。

 友人はガムシロップをついでもらうが、そこで女中さんがシロップをこぼし、あっ、す、すいません、今拭きますからとあわてる。デジャ・ビュである。

 しばらくすると、斜め向かいの席の客のところでも、何かをこぼして、あわてている。

 うーん、この「こぼしてあわてる」もメイド系喫茶のサービスの一環なのだろうか。

 隣の席の人は僕らより前に入店していて、食事の注文ができたようだ。食事を運んできた女中さんが、「お料理が上手な女中さんが、一生懸命作っているんですよ」などと物語る。壁には今日の調理担当の女中さんの写真が貼ってある。

 のれん越しに厨房が時々ちらっと見えるが、調理担当の女中さんは、たすきがけして作業している模様。なかなか演出が凝っているなあ。

 萌えみくじというのがあって、まあ普通のおみくじみたいなんだけど、これをサービスする担当の女中さんは決まっているみたい。

 この女中さんは、アニメの中に出てくる可愛い女の子らしい、ちょこん、とか、ぴょこん、みたいな仕草をしている。プロの心意気を感じる。そうでもないか。

 満面の笑みを浮かべながら、なんどもお茶のおかわりをしている男性客がいて、とても幸せそうだ。

 友人は、制服があまりに化繊っぽいのがいまいちだといいつつ、かなり気に入った模様。
 また来たいとのたまう。

 閉店時間になったので、店を出た。タイミングをうまくはかれず、「行ってらっしゃいませご主人様」とは言ってもらえなかった。退席にもあ・うんの呼吸がいるね。

 何も食べていなかったので、じゃんがらラーメンにてぼんしゃんを食べておひらき。

 なかなか楽しいひとときを過ごせましたよ。

最終更新時間 2006年06月04日 03:06

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