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2005/11/28

スタ☆メンがおもしろい

 日曜日の夜10時から、フジテレビでやっている「週間人物ライブ☆スタメン」が面白い。

 メインMCが阿川佐和子、メインパネラーを爆笑問題の太田光が担当して、前の週に起きた事件などをネタに生放送で色々とコメントしていく。この二人が喋るというだけで、もう月並みなワイドショーやニュース番組とは全然違うことがわかるよね。

 例のタリウムによる母親毒殺未遂事件のときは、昔、グータンという番組で芸能人のカウンセリングをやっていた、精神科医の名越康文さんをゲスト・コメンテーターとして呼んでいた。

 この人は、グータンを見る限り、洞察力がすばらしくて、カウンセラーとしては、かなり腕が良い人じゃないかと思う。

 で、番組サイドとしては、少女は多重人格ってことで分析させようとしていたようだ。

 ところが、太田はその意図を瞬殺する。

 名越は、登場すると「私には、こういう事件がいつか起きるんじゃないかという予感があったんです」と言い始めた。

 そのとき僕が思ったのは、あーこれは月並みでつまらない話が始まるなって事だ。

 カウンセラーは、相手が無意識に期待していることを喋るのが、お仕事上の技のひとつだ。で、名越は、よくあるバーチャルこわいよ論が、聴衆が期待している話だと判断したようだ。それで、そういう方向に、話を持って行こうとするのが見えちゃったんだよね。

 ところが太田はそれを察して、いきなり「ぼくは心の闇なんてデタラメだと思うんですよね……」と言い始める。

 がははははは。思わず笑ったね。

 カウンセラーを呼んでおいて、心の闇を語るなと言っちゃったら、もう喋ることなんてないじゃない。こういう展開は、太田で、生放送じゃなきゃあり得ないよなあ。

 実際名越は、うまく取り繕ってはいたけど、ほとんど話すことが無くなって、以降、太田の独擅場になる。

 太田の主張は、僕が昔書いた、心の闇という物は存在しないという話(「心の闇」「勇気と深読み」)とわりと似ていて、やっぱ同じように考える人がいると解って嬉しかった。

 あと、犯罪も自己主張の一形態ではあるけど、オリジナリティはないし、全く誰にも評価されない下らない物だと言っていた。

 まあ、この主張は、知恵の足りない若者による、模倣犯の登場を阻止したいが故のものだろうけど、ちょっと無理があったように思うけど。

最終更新時間 2005年11月28日 15:44

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