宇宙戦争を見てきたよ
映画「宇宙戦争」を見てきましたよ。
いやあ、面白かった。久々に映画を堪能したって感じ。
実は、この作品、見に行く前は、あまり期待していなかったんだよね。
なんでかというと、ネットでの映画評が、どうも芳しくなかったからだ。
たとえば、google で「宇宙戦争」「映画評」というキーワードを使って検索すると、上位にくる結果の多くが、基本的にはがっかりって感じの評価をしている。
また、プロの映画評でも超映画批評では、『宇宙戦争』100点満点中35点 とか、散々ないわれようだ。
しかし、実際に見てみたらその印象はゼンゼン違っていた。
これは名作ですよ。
少なくとも、僕が今まで見たパニック・ムービーのなかでは、ベストの作品だなあ。
特に素晴らしかったのは、群集心理の描き方だ。
ついさっきまで、平和で平凡な生活を営んできた人々が、突然、理不尽で理解を越えた脅威にさらされる。彼らはみんな、恐怖心でいっぱいになっているんだけど、それと同時に、パニックを起こしたら終わりだということもまた、よくわかっている。
なんとかして理性を保とうとしながら、何かのきっかけでハジけてしまいそうな、そういう心理的な内圧が、ギリギリまで高まっている状態のふるまいが、とてもリアルに描写されていく。
こういう映画では、サービスのつもりなのか、信じられないようなバカをやる人間が出てきて危機感を煽るコトがありがちだ。でも、それって逆に白けちゃう事のほうが多い。 この宇宙戦争ではそういうことは一切なくて、もしこういう状況に自分が追い込まれたら、他に振る舞いようがないというような必然性を感じさせてくれる。
全体の感想としては、
と全く同意見。
エンディングの家族の描き方は、必要にして十分で、ぼくにも満足のいくものでした。
あと、ネットでつまらないといっている人の中には、設定が不自然だとか、エイリアンたちの意図がわからないという意見が結構あったと思う。
でも、この作品は、「ある災厄を奇跡的に生きのびた家族のドキュメンタリー」という形式なんだよね。だから、登場人物たちは、起きている出来事に対する確かな情報を何一つ持っていなくて当然だ。
たとえばトライポッドが、100万年前から地面に埋められているなんてあり得ないっていう意見がある。
そりゃあ、まあそうでしょう。そんなに昔から埋まっていたんなら、とっくの昔に誰かが掘り起こしていなくちゃおかしいよね。
でもこの説明は、登場人物たちの推測に過ぎなくて、劇中の「真実」とは限らない。
ひょっとすると、エイリアンは、超テクノロジーで、スタートレックの転送みたいに、地球の土を材料に元素転換を行って、トライポッドや自身の肉体も再構成したのかも知れない。
まあ、ぼくはもともと、一見おかしな設定でも、こう説明すれば納得できると言う事を考えるのが好きなので、よけいそう思うのかも知れないけれどね。
宇宙戦争を見た人で、ここがおかしいと思うコトがある人は、ぼくに聞きなさい。説明してあげましょう。(^_^)
そんなワケで、宇宙戦争は超お薦めです。
ただ、エイリアンが微生物によってあっさり自滅するというオチを知らない人は、最後で衝撃的にがっかりしてしまうようなので、それはあらかじめ知ったうえで見たほうが良いのかも。
それと、あえて不満点をあげるとするなら、宇宙人のデザインが月並みで、ちょっと画面に出し過ぎだったなあってコトくらいかな。もっと得体の知れないものが、チラッと映るだけのほうが良かったとは思う。そのへんは、昔のジョージ・パル版のほうが巧かったなあ。
最終更新時間 2005年07月29日 15:27
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そうかぁ
面白いのかぁ。
賛否両論分かれているから、どうなのかなあと思っていたのだよ。参考になったです。
投稿者 futya : 2005年07月29日 23:03
へー。おもしろいんですか。意外です。
散々宣伝に失敗して、大コケっていわれてただけに全然観にいく気はなかったのですが、鹿野さんのコメントよんで興味わいてきました!
では、納得いかない点があったら、鹿野先生に質問させていただきますのでよろしくです♪(^^;
投稿者 yukky : 2005年07月30日 00:59
原作を読んだときから、火星人は侵略リサーチが足りないと思っていました。映画は結末に、現代らしいひねりが加えられているに違いないと思って観にいきましたが、ほぼ原作に忠実に作られていたのでかえって驚きました。
一民間人の視点における地球侵略の体験劇は「サイン」のようでした。総じておもしろかったです。
投稿者 セイボ : 2005年07月30日 22:09










