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2005/04/01

日本も宇宙望遠鏡に参加

 宇宙作家クラブの例会では、もう一つ面白い話を聞いた。

 深宇宙探査において、現在最強のツールは、ハッブル宇宙望遠鏡だ。これはもう、いかなる地上望遠鏡よりもダントツに優れた性能(解像力)で、数々の成果を上げてきている。

 ところがこのハッブルは、もったいない事に、2007年には廃棄されちゃうのだ。

 ハッブルはすでにジャイロにガタが来ていて、修理を必要としている。こういう不具合があったり、観測装置を新しくする時には、以前はスペース・シャトルを飛ばして、人が修理を行ったり装置の交換を行っていた。

 ところがシャトルの事故のせいで、それが不可能になってしまっている。一応、シャトルは近いうちに飛行が再開されるのだけれど、その飛行目的地は、万が一何かあった時に滞在可能な宇宙ステーションだけに限られる。つまり、ハッブルの修理のような事は行えないんだよね。

 また、ロボットを使って修理しようという案もあったのだけど、技術的にあまりにも難しい事と、費用が莫大(1600億円以上)なために、結局否定されてしまった。

 次世代の宇宙望遠鏡であるJWST(ジェームス・ウェッブ・スペース・テレスコープ)はいちおう2011年打ち上げ予定になっているけれど、こういう事は必ず遅れ遅れになるので、おそらく2015年~2020年までは待たなくちゃならないだろうといわれている。つまり、宇宙望遠鏡不在の時代が10年以上続く可能性があるわけね。

 それはまずいよ、というわけで、現在NASAが検討しているのが、HOP(ハッブル・オリジン・プローブ)計画(2010年打ち上げ予定)だ。

 実はNASAには、ハッブル用の新型観測装置がすでに二台完成していて倉庫に眠っている。これは一つ100億円くらいするもので、これを使わず捨ててしまうのはあまりにもったいない。

 そこで、この二つの観測装置をハッブルと全く同じ設計の望遠鏡に取りつけて打ち上げようというのがHOPだ。
 一切メンテナンスをせず、5年間だけの運用を条件にしたこの望遠鏡は、ハッブルの修理に比べると非常に安上がりで、なんとたったの600億円ですんでしまう。

 こりゃあ素晴らしいアイデアだと思うけど、さらに素晴らしいのはこれに日本が関われそうだって事だ。

 このHOP、観測装置を二個取りつけるだけなので、焦点面に空きができる。そこで、新しい観測装置を作らないかと、NASAから日本の国立天文台にオファーがきたんだよね。

 そこで現在、日本ではVWFI(ベリー・ワイド・フィールド・イメージャー)という装置を設計中だ。

 これは、これまでにない広視野のカメラで、ハッブルが解像力で地上のいかなる天文台より優れているけど、いかんせん視野が狭かったという弱点を補う装置になる。
 
 うーん。これは応援したいよねえ。

最終更新時間 2005年04月01日 14:49

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宇宙開発・研究に関わる産業・事業には、掛かる費用が膨大になることは承知してます。
人類の夢と未来と真理探究への冒険は、未来永劫に継続されるのでしょう・・・。
地球規模で投資が行われる産業の一つには、間違いない!

金額が金額なので、ほんの少しでも、おこぼれのお金があったならば・・・・と考えるのは、はかない夢(?)なのでしょうか???

人は夢を見る動物である と再確認しました!?!

投稿者 熊崎 : 2005年04月06日 16:51

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