一番乗り
ちょっと前の記事になりますが、『「市場一番乗り」のまぼろし』(3/10日経)をご紹介。
新世代DVDでの覇権争いは記憶に新しいですが、最近は市場への新製品投入が先行してもシナリオどおりに事が進むとは限らないことがあるようです。
《一番乗りはそれ自体が戦略ではない。最初に市場に参入することで得た地位を発展させて、より大きな利益を獲得する長期的な戦略の一部でしかない。》
まあ、そりゃあそうででしょうが、みもふたもないとはこのことでしょうかねぇ。
《それが激しい価格下落と技術進歩が当たり前のデジタル製品市場ではうまく回らない。先行しても価格を維持できず、利益を確保できない。》
必要とされる高い技術、高機能。そのための膨大な研究開発費。多すぎる競争相手。
結果として待っているのは「市場が形成される前に価格の叩き合いが起こる現実」というわけです。消費者も賢くなっていますから、放っておくだけでどんどん安く高性能になることを知っています。
しかしこうなると、開発に命をかけている方々はやり切れませんねぇ。
《経営力のある迅速な二番手企業の時代ともいう。》と書く著書があるのだそうです。
同じ日の同紙の社説は『電気産業 再編加速で「総合」に別れ』です。
《日本の電機産業の弱みは、狭い国内市場に多くの企業がひしめき、横並び競争を続けたことだ。》
復活のための課題は2つ。「選択と集中」「イノベーション力を磨き、他者が容易に模倣できない製品やサービスを生み出すこと」とあります。
《若手のアイデアを取り入れ、外国人も含めた多用な人材の力を引き出せる開放的な組織への転換が必要だ。》
ふむふむ。
最終更新時間 2008年03月24日 12:00
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