経済的合理性を優先させると
読売新聞1/20『けいざい百景』で編集委員の近藤さんという方の記事「今、合理的な判断とは」は、
《日本能率協会の調査では、経営者が重要と感じている足元の経営課題は、ここ10年近く「収益向上」の1位が続いている。しかし昨年調査で、今後の課題として初めて「人材強化」がトップとなった。》と伝えています。
記事の続きに《報酬増も含め人材登用の必要性を認識している。しかし、目先の業績や株主対策が気になり、内部留保や株主配当を手厚くしてしまう-。こんな気持ちだろうか。分からなくもないが、合理的でない経営者の姿が浮かんでくる。》
実はこの文、ちょっと私には分からなかったのです。合理的な思考を推奨しているのかいないのか。
《経済は、基本的に合理的な判断に基づいて行動する「賢者」の集まりであるほうがうまく機能する、というのが通り相場だ。》
という続きを読むと、合理性を優先させることのようです。で、この先、《財政は危機なのに予算はバラまかれそうだ。》となっていて、ムダの処理を止めましょうと。
???
最初は「収益向上」と「人材強化」の切り口から入っているので、文脈的には、経済的合理性を働かせて収益向上を優先させましょうという話になると思ったんです。ムダの話とは直接つながりにくいんじゃないかと。
でもね、この部分に触れるのは難しいんですよね。記事も、そこは避けたんじゃないかしら。
『ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点』佐々木俊尚 著 (文春新書)のなかに、経済的合理性を優先させたライブドアの堀江氏の話が載っていて、結構悩ましいことが分かります。
佐々木氏の本のその部分については、ニュースが消える日が参考になります。
合理性を追求すると目の前のことに集中することになり、長期的視点や社会的貢献は二の次になりますよね。世界がオープンになって、今の日本は競争の激しさからどこも青息吐息。結局のところ先行投資的な活動はどうすべきなのか、よくわからないままです。
先週までの話につながっているように思うのですが。
最終更新時間 2008年01月28日 11:30
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