もはや一流と呼ばれる状況ではない
1/18に大田経済財政相が通常国会で行った発言が波紋を呼んでいます。
《大田経済財政相は、18日に開会した通常国会で行った経済演説で、「残念ながら、もはや日本は『経済は一流』と呼ばれる状況ではない」と言及した。》
《大田経財相は演説の中で、「2006年の世界の総所得に占める日本の割合は24年ぶりに10%を割り、1人あたり国内総生産(GDP)は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で18位に低下した」と日本経済の凋落(ちょうらく)ぶりを訴えた。》
気がつけば二流・三流国ということでしょうか。
これに関連して1/20に読売新聞は社説で『これでは「経済一流」復活は遠い』と題して論じています。
《取り組むべき課題は、明白だ。成長力の向上と、税財政の抜本改革である。》
《人口減の下でも成長率を引き上げていく。消費税率の引き上げを含めた税収増の道筋をつけ、安定的な社会保障制度を構築する。》
そうなんでしょうけれどねぇ。。。例えば「人口減」になることは、昨日今日に判明したことではなくて、ずっとずっと前に分かっていたことです。こういう社会的現象に起因して演繹的に生じる事象というのは、最初の社会的現象の慣性が強いので簡単には方向転換がききませんよね。
人間の想像力は、正確な予測がなされていたとしてもそれに追いつかないということなのだと思うんですよ。たとえ自分の運命がどうなるかが分かっていたとしても、回避できないということを言われているような感じがします。SFにありがちですよね。
だからちっと批判的に言ってしまうと、《今、必要なのは、日本経済の将来に対する国民の不安感を取り除き、海外からの信頼を取り戻すことだ。それには、実効性ある政策の青写真を、できるだけ早く内外に提示しなければならない。》と結論付けられても、目の前の問題を追うのが精一杯で、長期的な路線を打ち出してそれに全国民を誘導することは難しいのではないかなと思ってしまうのでした。
最終更新時間 2008年01月22日 10:00
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