バスの中で、
先日乗ったバスの中で、お年を召した方がすわってらして、、、(ここまでは普通の話)
そのバスに、1歳よりも下(たぶんまだ歩けないだろう)かと思われる乳児を抱いた女性が乗ってきました。ベビーカーを折りたたんで片手に持ち、もう片方の手には子供。
そのまま揺れ動くバスの中では立っているのもしんどかろうと誰もがそう思う。まあそんな状況です。
私の立っている位置からは少し距離がありましたし、まあことさら何ができるということもなかったわけで、ここはヒューマンウォッチングと相成りました。
どうなることかと思っていたのですが、期待に反して何も起こらない。母子の周辺の椅子に座っているのは、同じく乳児をかかえた女性が一人と、あとは高齢の方(複数人、たまたま全部女性)。
座っている女性は、入ってきた女性のほうを気づかって、運賃の支払いの間ベビーカーが倒れないように押さえていたり、声をかけていました。でもそれで全部。
高齢の方(といってもたぶん70くらい)は、いたって健康そうで、実際バスを降りていった時には足腰もしっかりしておられましたが、やっぱり乗っている間は席は譲らないんですねぇ。
同じ女性同士ですし、似たような状況は若い頃に経験もあるでしょう(少なくとも周囲に座っている方々のうちの一人くらいは)。でも容赦ないんですねぇ。
日経9/23あしたの家計 イエコノミーの脇に載っていた評論家 樋口恵子さんの文『人の活用、地域に根ざして』には、ちょっとドキッとさせられました。
《自分が後期高齢者(七十五歳以上)の仲間入りをしたからこそわかるが、高齢者の先行き不安の解消は一筋縄ではいかない。よく高齢者に富が偏っているといわれる。自分も含め、確かにそこそこの資産は持っている。だが、それを日本経済のためにと、無理やり動かそうとしても「動かざることやまのごとし」だ。下り坂の人生の防衛本能を甘く見てはいけない。》
紙面は経済の話なので、今日のこの話題とは関係がありません。
でもね、《下り坂の人生の防衛本能を甘く見てはいけない。》ですから。こんなこと、高齢者に面と向かって言われては、話はそこで終わってしまいますね。
世の中、票につながる人数が多い世代の意見に流れがちです。社会や企業は、モノもサービスもそこをターゲットにします。この先、日本はどうなるんでしょう。
最終更新時間 2007年10月03日 10:00
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.blwisdom.com/mt/trackback/2474










