ものづくり振興?
10/8日経紙『経営の視点 「ものづくり信仰」脱却の時』の記事は、先々週あったCEATEC(千葉市・幕張メッセで開催)の話題をネタに筆を起こしています。
CEATEC(シーテック)は電子機器の展示会。今年は超薄型のパネルを使ったTVが話題になっていました。記事はここに注目。”三種の神器”の一角としてTVが挙げられていた40年ほども前の状況を持ち出して、《それでもテレビはテレビ。》と皮肉っています。
比較の対象として持ち出せれているのは米ラスベガスの展示会CES。もともと家電からスタートした同展示会が、今年は《ネット上でサービスを提供する企業や、ウォルト・ディズニーなどコンテンツ(情報の内容)会社が脚光を浴びた。》とのことで、《パソコンが人々の生活を根底から変えた後で、さらにネットが生活を変える。そんなハイテク業界の世界潮流を映すラスベガスと、幕張の光景には落差がある。》
こういった状況を記者が何と結び付けているかというと、《背景には日本の電機メーカーの経営が「工場でモノを作って売る」という発想から脱却できない現実がある。》としていて、《これはもう一種の信仰といってもいい》と一刀両断。
このあと記事は先端技術でモノを作っても買い替え需要しか期待できないことをあげ、米アップルがいiPodの製造を外部委託した事実と続ける。
最後は《同じ物をいかによく作るかでなく、どんな製品・サービスを創造するかで競い合うようようにならなければ、日本の電機産業の国際競争力回復は難しい。》で締め括られる。
しかし《どんな製品・サービスを創造するかで競い合う》とは、かなり高いハードルです。世界最大級のダイヤモンド発見のニュースを聞かされて、「なんで君は見つけられないの?」と問われているよう。メーカに勤務する私としては、キツイ一言です。
最終更新時間 2007年10月16日 10:00
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