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2007/06/06

「時間」「気」の対策

『決定学の法則』畑村 洋太郎 著(文春文庫)、《決定において考えるべき”一般則”が存在する》の、《それは「人」「モノ」「カネ」「時間」「気」という五つの要素(概念)です。》について。

ITILの中には、「カルチャ」という言葉が出てきます。
例えば会社における風土、いろ、雰囲気、何となく感じるもの、こだわりのようなものを指していると私は理解しています。これまで何も無かったところにITサービスマネジメントを導入していこうとすると、時に抵抗に遭う。そういう抵抗勢力が生まれ出てくる元が「カルチャ」。
別にカルチャが悪いといっているわけではなくて、当然両面併せ持っているうちの単に悪い面をたまたま取上げているだけです。

まあともかくもその「カルチャ」。畑村先生の書かれる「気」に近いように思います。
厳密な話はできないのですが、微妙に日本人的発想の「気」、欧米風の「カルチャ」というような匂いがしますけれど。

前回紹介した《例えば、契約書を交わすのは「時間」に対する対策です。》に話題を移します。この一文にインスパイアされると言いました。何のことやら分からないでしょうから、若干補足。

別にこれ、契約書に限らないですね。役割定義書、作業指示書とか、目標あるいはKPIの記録、証跡など、「文書あるいは記録として固定化されたもの」に敷衍できます。これらは全部「時間対策」の一種と考えられる。

JIS Q 20000-1(ISO/IEC 20000-1)の3章にはマネジメントシステムに対する要求事項が書かれています。内容はざっくり「経営者の責任」「文書化」「教育」です。
文書化は「時間」に対する対策。教育は「気」に対する対策。
経営者の責任は?これは「人」「モノ」「カネ」の対策と言えるんじゃないでしょうか。

こんな風に畑村先生の一文から考えました。

最終更新時間 2007年06月06日 10:00

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