人、モノ、カネ、時間と気
またもや『決定学の法則』畑村 洋太郎 著(文春文庫)から。
今日は160ページ付近を読んでいます。
《決定において考えるべき”一般則”が存在する》で、《それは「人」「モノ」「カネ」「時間」「気」という五つの要素(概念)です。決定において考えるべき事柄はこの五つの概念に大別できます。》としています。
面白いのは最後の「気」ですね。例によってその内容は原典に当たっていただくとして、「時間」で目を引いた文面があったのでそれをご紹介します。
《例えば、契約書を交わすのは「時間」に対する対策です。商売上の口約束というのは、お互いの認識にズレがあるものです。それが時とともに広がっていき、または忘れられ、いざというときに齟齬が生じて争いごとになれば無駄な労力を使うことになります。だから時間を超えて約定の中身を固定する文書、つまり契約書が必要になるのです。》
私は「契約書」というものについて、このように考えたことはありませんでした。思いもしなかった切り口で普段見慣れたものを、しかも何気なく差し出されると本当にびっくりします。
畑村先生の本にはインスパイアされると、以前に書きました。私にとってはこの一文がそういった類の例です。
ところで、ITILでも4Pといって、”People”,”Processes”,”Products”,”Partners”が欠かせないとしています。それぞれのフレームで注目する側面が違いますから、両者の違いは問題ではありません。ITILでも別なところで3P、、”People”,”Processes”,”Products”と言ってます。
こんな風にいくつか少数のワードに集約して物事を見ていくというのが、これもまた一つの一般則と言えるんでしょうね。
最終更新時間 2007年06月05日 20:30
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