第四回itSMF Japanコンファレンス
第四回itSMF Japanコンファレンスの見どころ情報。
これまでitSMF Japanは、ITサービスマネジメントの普及・推進に努めてきました。それがITILに代表されるベストプラクティスであったわけです。しかし最近この分野、あるいは周辺で新しい動きが出てきています。
・ITILの次期バージョン、V3が公開
・ISO/IEC 20000(ITサービスマネジメント)、JIS Q 20000(同)の制定
・ISO/IEC 20000の適合性評価制度の開始
・ISO/IEC 19770(ソフトウェア資産管理)の制定
・内部統制への関心の高まりから、ITガバナンスや、ITサービスマネジメントとの関係に注目が集まってきている
・サービスサイエンス研究の活発化
テーマを「ITサービスマネジメント、新たなステージへ・・・」としたのは、従来からのITIL枠から少しずつ広がりが出てきているという状況を反映です。
このテーマに合致するよう、講演の題材もいろいろ取り揃えてみました。
第四回itSMF Japanコンファレンス、1日目のプログラムから。itSMF Japan理事長の挨拶に続いて初日トップを飾るのは、株式会社 東京証券取引所 常務取締役 CIOの鈴木 義伯氏の講演です。
基調講演:東京証券取引所におけるシステム最適化計画について(個別最適から全体最適へ)
日経コンピュータ 2007/1/8号の特集『東証の挑戦 2007年問題との闘い』を読まれた方も多いと思います。記事の中には「運用手順はITILで統一」の文字もありました。こてこてのITIL信者であれば、ITILにまつわる話を聞きたいと考えることでしょう。私も分類上はそうなっていますが、鈴木氏のお立場はCIOですので、当然のことながら運用は抱える課題全体のone of themです。講演自体は高い視座からの課題把握と解決に向けた取り組みが聞けるのではないかと思っています。
講演の紹介文から。
東京証券取引所では、システム最適化計画を導入し、市場ニーズ・経営戦略を実現するべく、継続的に全体最適の観点から、ITシステムの運営・構築を推進中です。東証における次世代システムの構築や開発・運用に関する品質向上活動、ITを活用した新たな事業展開を目指す体制の整備等について紹介します。
こうした内容をCIOから直接聞けるというのは幸せなことだとは思いませんか。
鈴木氏への講演のお願いには、富士通の小山條二氏、itSMF Japan理事としてNEC山口と私の3名であがりました(組み合わせとしては自然界ではなかなか無いだろうなぁ)。アポイントメントが何とかとれたのは上出来として、ですがこちら側は正直なところ「当たって砕けろ」という気持ちでビクビクしてました。
でもまあ、東京証券取引所のビルに入れるだけじゃなくて、役員の応接室におじゃましてCIOと会話が出来るという経験だけでも大層なことです。勇気を出して臨みました。
こういった事前の邪推は、結論から言うと完全な杞憂でしたね。鈴木氏は印象の柔らかさとか品の良さ、温和そうな人柄を感じさせる方でした。私の中では、東証のCIOはもっと怖そうな人を想定していたのだと思います。偉い人はとにかく忙しいでしょうから、接見にも遅れていらっしゃるのじゃないかとか、そういう感覚で構えていたのですが肩透かし。定刻よりもいくぶん早めに部屋に入ってこられ、一通りコンファレンスの趣旨を説明した後の講演依頼にもあっさり快諾いただけました。
楽しみです。
最終更新時間 2007年06月19日 10:00
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