ITSMSユーザーズガイド
先月から日本情報処理開発協会(JIPDEC)で公開されています。
ITSMSは、ITサービスマネジメントシステムの略です。
昨年度、JIPDECにITSM適合性評価制度運営準備委員会というのがあって、一言で済ませるとISO/IEC 20000(以下簡単にISO20000)の認証機関を日本の中で認定する制度自体を検討する会議でした。うーーん、何のことやら分かりませんね。。。
ISO20000は認証を伴う規格です。認証機関と呼ばれる会社が、ISO20000の規約に従ってマネジメントシステムが行われているかどうかを審査します。審査してOKならば、ISO20000認証取得ということになります。世間でよく、「ISO9000取得」とか「ISO14000取得」とPRしている会社がありますが、これらも同じことです。
・ISO9000⇒品質管理
・ISO14000⇒環境管理
・ISO20000⇒ITサービス管理
こういった認証の仕組みをまわすには、いくつかの前提が必要です。
1) 認証機関を誰が認めるのか
2) 実際に認証する審査員のスキルはどうするのか
3) 認証の基準には何を使うのか
1)について
認証機関を認める機関を「認定機関」と呼びます。認定機関は、各国に1つはあります(だいたい)。日本には2つ。
・日本適合性認定協会(JAB)⇒ISO9000やISO14000
・日本情報処理開発協会(JIPDEC)⇒ISO27000やISO20000
イギリスで有名なのはUKAS(The United Kingdom Accreditation Service)。ISO20000についてはitSMF UKも認定機関になっています。
最近は認証を受けたい会社というのも国際的に活動していますので、日本で認定された認証機関による認証が海外でも有効でありたいと考える。そこで認定機関同士は国際的な相互承認スキームに則って互いにやりとりをしています。
さて、審査機関になりたいと思った会社は、認定機関から出されている条件に合致するよう体制を整え、認定してもらいます。もちろんどこの認定機関から認定されても基本的には同じ。
例えば「UKASから認定を受ける」。もしも日本に認定機関が存在しなかったら、当然のことながら海外の認定機関から認定を受けますね。ISO20000についても、最初は日本の認定機関はありませんでした。現在はJIPDECがこれをやっています。
JIPDECはISO20000の認定機関となる際に、その制度運営を検討する必要がありました。それがITSM適合性評価制度運営準備委員会というわけです。委員会名の中に「準備」という単語が入っています。制度自体を考える会議体なので、決して運営委員会ではない。運営を準備する委員会ということなのです。
次はITSMS適合性評価制度技術専門部会の説明。
ITSM適合性評価制度運営準備委員会の下部組織として、ITSMS適合性評価制度技術専門部会があります。ISO20000の認証制度が出来上がっても、肝心のISO20000の知名度が低かったら何にもならなりません。解説なり、説明なり、事例なりを元に、普及に努めることになります。これを行うには規格の中に踏み込んで検討する必要が出てきます。これを担うのが「技術専門部会」というわけです。
各委員会の詳細は、ここをご覧ください。
ITSMSユーザーズガイドは、ITSMS適合性評価制度技術専門部会の成果です。
最終更新時間 2007年05月14日 10:00
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