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2007/03/08

ISO20000は"services of IT"?

"services for IT"と"services by IT"、ITILは"for"のITサービスですが、ISO20000は...

実は「"services by IT"なんだけれども、"services for IT"にも使えるよ」と書いてあります。

ISO/IEC 20000-1の「1 適用範囲」には、最初に《This part of ISO/IEC 20000 defines the requirements for a service provider to deliver managed services of an acceptable quality for its customers.》と書かれています。私訳では、『ISO/IEC 20000のこのパートは、顧客が受け入れ可能な品質にあるマネージド・サービスを提供するための、サービスプロバイダに対する要求事項を規定している。』です。
"IT"の文字が出てこないので分かりくいのですが、ITを使っているサービスプロバイダに対する要求事項であり、サービスプロバイダの使うITを対象とした要件であるとはなっていません。

"services by IT"のマネジメントに関する国際標準であるということですね。ところが1章を読み進むと最後にこうあります。《As a process based standard this part of ISO/IEC 20000 is not intended for product assessment. However, organizations developing service management tools, products and systems may use both this part of ISO/IEC 20000 and the code of practice to help them develop tools, products and systems that support best practice service management.》
これも私訳でお届けしますと、『ISO/IEC 20000のこのパートは、プロセスベースの標準であって、プロダクトのアセスメントを意図するものではない。しなかながら、サービスマネジメントのツール、プロダクト、システムを開発している組織は、ベストプラクティスのサービスマネジメントを支援するツール、プロダクト、システムの開発に役立てるために、ISO/IEC 20000のこのパートおよび実践規範の両方を利用することが可能である。』となります。

明らかに「"services for IT"にも使えるよ」だと思うのです。

ここに至って、ISO 20000で語られるITサービスは一見"by IT"なのだけれども"for IT"を捨て切れていない、二股をかけたものを想定していることが言えるのではないかと思います。
その意味ではISO20000は、"by IT"とも"for IT"ともとりうる、"services of IT"なのではないでしょうか。

最終更新時間 2007年03月08日 10:00

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