資料・トピック41:父と子の次世代WHF
2008年の初更新、寒中見舞い申し上げます。
旧正月(2月7日)が近いほど日にちが経ってしまい恐縮です。
さて1月20日に、「次世代ワールドホビーフェア(WHF)'08 Winter」東京大会に行ってきました。
小学館グループが主催で毎年夏と年始に開催されるこのイベントも、1994年から27回目を数えています。
幕張メッセは朝から多くの親子連れで溢れ、限定グッズ販売や「おはスタ」公開ステージ収録が大盛況でした。各社ブースの展示は、いつものようにテレビゲームとカードゲーム、そして携帯コンテンツやWEBと連動したものが主流で、ニンテンドーDSソフト体験版ダウンロードコーナーにはいずれも長蛇の列が。
そんな中、父子二世代が室内で遊ぶためのツールとして、ウィズランドの「空中戦機エアボッツ」やエポック社の「野球盤メガスタジアム」が目を惹きました。エアボッツは、半年で100万個のヒットを狙う、とITmedia Newsでも紹介されています。近年流行っている室内用ラジコンヘリに、ロボットという男子永遠の憧れの要素を組み合わせた点が、カツカレー的発想で興味深いです。
バンダイブースでは、ゴモラとゼットンが展示された「大怪獣バトル ULTRA MONSTERS」コーナーに男子と父親が群がってました。こちらもウルトラ怪獣という強力キャラクターを生かした二世代向けコンテンツです。一例として、息子さんと来場された方がご自身のBlogにこんなレポートを書いています。
筺体ゲーム&カードのデータカードダスに加えて、21世紀のウルトラファイトといった感の「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」が2007年12月からBS11で始まるなど、今後の展開も期待できそうです。
タカラトミーブースには「ヤッターマン」各種グッズが。これも会場に来ていた親世代向けの印象が強かったです。タカラトミーの専用サイトが立ち上がっており、2009年春には映画も公開予定です。
今回大きなスペースをさいていたのが「SUPER WORLD GPX」です。自分でセッティングしたマシン(ミニ四駆やバクシードと同等の1/24サイズ)をラジコン操作で走らせる競技スタイルで、スーパーGTとフォーミュラ・ニッポンの国内二大レース団体から公認を受けている点が本格的です。
会場には富士スピードウエイのコースが再現され、デモレースが行われていました。夏に発売されるそうで、こちらも鈴鹿や富士などでのリアルなイベントが楽しみです。
女の子の来場者もすっかり普通にみかけるようになってきました。
彼女たちは、例えば「きらりん☆レボリューション」のミルフィーカードが入った分厚いアルバムを持っており、ゲームやトレーディング以外の用途でのカード需要を実感しました。自分でコーディネートを楽しめる点がポイントでしょうか。
ミルフィーカードはテレビ番組開始直後の2006年5月にはマクドナルドのハッピーセット限定版も配布され、累計4000万枚以上(Wikipediaより)と、結構息が長い商品です。
ポテンシャルを考えると、これに限らず今以上に母と娘向けの戦略的キャラクターやコンテンツが出てくるのでは。
いずれにせよ、子ども向けというよりも、親子二世代のコミュニケーションツールとなり得るような性格付けのゲーム(クリスマス商戦で大人気のWii Fitもそうですね)やホビー商品が多く、その際にはロングセラー、或いは懐かしのキャラクターを使ったコンテンツが核となってこれらのプラットフォームを束ねていることを実感しながら帰ってきました。
(ロングセラーキャラでは、実際、会場内ではドラえもん、ポケモンの劇場版新作紹介が目立ってました)
将を射んとすればまず馬を射よ、とのことわざ通り、キッズ・ファミリー向けの商品開発やコミュニケーション展開を考える際には、財布を握っている父親や母親層の好みや隠れた欲求(例えば子どもの頃やれなかったこと、大人になって出来なくなったこと)のインサイトを今後ますます探る必要がありそうです。
時期を同じくしてビデオリサーチが「リバイバルマーケティングの現状」として、キャラクターと子供向け番組に関するネットリサーチのリリースを出しており、また昨年には、ずばり「父子消費」というタイトルの本(山岡拓さん著)が日本経済新聞出版社から出ています。プランニングの際にはこれらの資料・データが参考になるかもしれません。
1月26日に「仮面ライダー電王ファイナルステージ&番組キャストトークショー」に行ってきての感想や発見もありますが、こちらについては後日。
最終更新時間 2008年01月31日 10:31
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