第31回:オタク層のキャラクター消費とビジネス活用 -その2-
あっという間に月日が過ぎ、只今桜が満開です。
先週末は「東京国際アニメフェア」、今日は「東京モーターサイクルショー」を見に(あくまでも仕事です)、東京ビッグサイトに行ってきました。
これら趣味性が高い展示会イベントほど、参加者の熱気が直に伝わってきて興味深いものがあります。展示会のジャンルや目的によって、熱意のベクトルは硬軟まったく異なりますが。
それにしても、たとえこれがB to B寄りのIT系展示会であったとしても、コンパニオン狙いのカメラ小僧(カメラ親父?)が大挙出没する現象には恐れ入ります。あの熱意を何かに活かせないだろうか?などと思ったりしつつ、戻ってきました。
さて、忘れた頃になってからで恐縮です。昨年から4ヶ月ぶりの、“オタク層のニッチでコアなキャラクター消費”の続きです。
まず、アニメ・マンガ・ゲームなどに代表される「キャラクター消費」を取り巻く意識や行動を、下記概念図にまとめてみました。ここでは、コンテンツ接触(視聴)、収集、コミュニケーションの3つの行動でキャラクター消費を説明しています。
いわゆる「オタク」「腐女子(変換ミスではありません。詳細は Wikipedia参照)」と言われるようなコアな人達は、可処分所得と自由時間の多くをこれらの活動に費やし、コンテンツ接触(視聴)ではヘビービュワー、収集ではコレクター、コミュニケーションではインフルエンサーとなる傾向が強いと予想されます。
そこで、「オタク」的活動実態を表す、いわゆる“濃い”キャラクター消費活動を表す質問計15項目をWEB調査で質問し、因子分析を行なってみました。(ちなみに、因子分析は多くの項目に潜む共通因子を抽出する、多変量解析手法の1つです。詳細はWikipediaやインタースコープのサイトを参照ください。)
その結果、以下の5つの活動パターンが抽出されました。
1)番組視聴・グッズ収集
→ アニメや特撮で毎週録画保存している番組がある。深夜アニメをよく見る etc.
2)WEB受発信・アニソン
→ 他の人のサイトやBlog、SNSなどでアニメや特撮の話題をよく読む。自分のサイトやBlog、SNSなどでアニメや特撮の話題をよく書く、カラオケでアニメや特撮の歌をよく歌う etc.
3)アニメ・声優イベント
→ アニメ・特撮・キャラクターの関連イベント(声優・俳優のショー含む)に行ったことがある
4)コミケ・コスプレ・メイド喫茶 → コスプレイベント、コミケ、メイド喫茶に行ったことがある
5)アニメ誌閲読 → アニメ・特撮関係の雑誌をよく読む
皆さんが当てはまる行動は、この中に幾つありますか? ちなみに男女12-59才の半数は、これらで該当する行動はひとつもない、と答えています。
さて、続きは次回以降にて。
JIMS(日本マーケティング・サイエンス学会)の公式サイトに、昨年11/26にプロジェクト研究で発表した「キャラクター消費を加速するリアル・バーチャル行動」の発表要旨が載っていますので、興味をお持ちの方はご覧ください。
最終更新時間 2007年03月30日 20:59
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