第23回:キャラクターのイメージによるタイプ分類 -その1-
クリスマスも終わり、2006年に向けてのカウントダウンが始まっています。前回投稿が11/14ですので、なんと40日もブランクを空けてしまいました。どうもすみません。。。
その間、様々な業務に忙殺されながら、日本マーケティング・サイエンス学会(JIMS)第78回研究大会で慣れない研究発表などもしておりました。
こちらがサボッているうちに、コンビニのベタづけキャンペーンは公正取引委員会の関与で中身が予め見えるものが主流になりつつあったり、野村総研のオタク市場予測チームは「オタク層」を5タイプに分類、マーケティングフレーム新「3C」も提案、というリリースや単行本を出したりと、世間は日々動いています。
久々に出向いた中野ブロードウェイでかつて買いそびれたサークルK・サンクス限定オマケなどを見るにつけ、すっかり取り残されてしまったのでは、と心配しつつ、たまったネタを一気に書いていきたいと思います。
さて今回からは、世間に数多あるキャラクターを分類し、それらの特徴や支持層を紹介していきます。
今年の10月~11月に、日本全国の3歳~59歳計893人を対象として、2005年キャラクターパワーリサーチを実施しました。2003年、2004年に続いて今年で3回、今回は計124キャラクターの浸透状況(認知、好意、関連商品所有、関連商品所有意向)、うち55キャラクターについては、イメージ(計14項目)とカテゴリー適合度(キャラクターが広告やオマケなどに使われたとしたら、商品を買いたくなる・サービスを利用したくなると思うか、ジャンル毎に質問)も質問しています。
図29は、イメージ評価結果によるポジショニングMAPです。
コレスポンデンス分析のため、MAP上のポジョションは相対的な位置づけを示すに過ぎませんが、横軸は、右が癒し・和み、左が感動・カタルシス、縦軸は、上がトレンド・話題性、下がレトロ・郷愁、と読み取れます。その結果、主要キャラクターは、グラフ右側に広く存在する1)「親しみ・和み系」、左上の2)「元気・活力系」、左下の3)「懐かし系」に大きく分類されることがわかりました。
1)「親しみ・和み系」… 海外有名キャラクター(アニメ、マンガ、絵本など)、ファミリー向けアニメや女児向けアニメに加え、企業オリジナルの広告キャラクターなどが多く、幅広い層から支持されているものが多数含まれます。とぼけた感じだったり、オシャレ感を強調したりと、キャラによってテイストは多少異なりますが、ストーリーよりも見た目のかわいさや安心感がポイントで、最も関連グッズが多いグループです。
2)「元気・活力系」… 少年マンガ誌連載作品のアニメ化が多数で、ロボットアニメや戦隊もの、SF映画もこのタイプに含まれます。いわゆる対決・バトルもののストーリー性からか、TVゲームやカードゲームとの親和性も高いようです。キッズから父親に至る男性層が支持層ですが、複数のイケメン男性キャラが登場する性格上、一部の中高生~成人女性にも極めて熱心なファンがみられます。
3)「懐かし系」… かつて一斉を風靡したキャラクターと、今も新作が作られ続けて父子二世代から支持されるキャラクターが含まれます。最近はリバイバル映画やパチンコ台などでこのタイプのキャラクターが再度脚光を浴びてますが、若者層や女性層の支持を得るためには、単なるレトロ・懐古趣味と思われないように情報発信を工夫して話題性を高める必要があります。
さて、次回以降(年内にあと1回は更新予定です)では、これらキャラクタータイプの支持層比較や、「かわいい」「かっこいい」「元気になる」「懐かしい」などキーワードの世代間比較をしていきますのでなにとぞよろしくです。
最終更新時間 2005年12月25日 23:36
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