資料・トピック17:愛・地球博におけるキャラクター活用(その2)
残暑見舞い申し上げます。今頃は家族でどこかに出かけている方も多いのでは?
愛・地球博公式サイトの入場者数推移によると、これまでの最高入場者記録は、三連休中日、7/17(日)の215,976人で、お盆休み中にもかなりの人数が訪れることが予想されます。
筆者が行った8/1(月)は、入場者数84,043人、最高気温32.6℃と、8月では特に恵まれた状況だったようです。それでも人気企業館では3時間待ちだったことを考えると、これから行かれる方は暑さ対策を充分に施した上で、事前予約や当日整理券を上手く使わないと大変かも。
さて今回は、愛・地球博で、キャラクターがどんな効果を発揮したかについての考察です。
イベントであれ商品・サービスであれ、キャラクターがブランドの顔として機能するためには、まず見た目やコンセプトをマッチさせる必要があります。
その点、公式サイトに明記されてるように、モリゾー&キッコロは瀬戸市の海上の森に住む森の精だそうで。愛・地球博のコンセプト「自然の叡智」を具現化したキャラクターとしての適合度は高いです。また、二人がおじいさんと孫の関係にあることも、家族連れには親近感を与える設定といえるでしょう。
ここで、体験マーケティング(Experiential Marketing. TM. )の提唱者で「経験価値マーケティング」や「経験価値マネジメント」等の著書で知られるコロンビア大学バーンド・H・シュミット教授流に、モリゾー&キッコロが、人間が抱く5つの心理的な体験領域に及ぼすであろう作用をまとめてみました。
モリゾー、キッコロの名前を付けたゴンドラにイラストが描かれてたり、IMTSの運転席にもモリゾーが座って名運転手ぶりを披露したりと(何のことはない自動運行ですが)、あちこちの接点に登場して、来場者との絆を強固にし、エピソード記憶として楽しく、そして懐かしく思い出させるような工夫がされています。
愛・地球博マスターライセンシーオフィス(通称 : AMLO)によると、“「愛・地球博」最大のテーマである「自然の叡智」の思想を反映した、新しいライフスタイルを提案する商品や、環境にやさしい商品の開発、そして人々の記憶に残り、いつまでも愛され続けていくようなキャラクター商品を企画していきます。”とのこと。追体験を促すツールとしてのキャラクターグッズ、狙いは見事成功しているのでは。
そんな中、中日新聞の記事にあるように、東京では名古屋色が強いものや笑った顔が人気なのに対して、名古屋では無表情系が人気という現象も、地域性が窺えて興味深いところです。
他の展示についても感想をば。
公式記念品ショップではマモタン(女優の坂井真紀さんがビデオブックのストーリーを書いたそうで)グッズが、ロシア館ではmammo chan(マンモチャン)グッズが、三菱未来館では、アテンダントとして活躍していた三菱重工製ロボットwakamaruのグッズが多数売られてました。
前の二者は単なる化石(充分ニュース性はありますが)にキャラクター性を付与し、後者は企業館の展示に技術力と親しみやすさを付加して、それぞれ愛着を抱かせる狙いが窺えます。
FCHVバスの車内で上映してた水の妖精・ケロケ郎のミニムービー(WEBでも見られます)も泣かせる話で、自然に対する興味関心を高めることへの貢献度大でした。
そうなると、パフォーマンスショーでロボットが多数登場しているトヨタグループ館と、水木しげるのゲゲゲの森を見に行けなかったのがどうにも心残りです。なんとか時間をみつけて再訪したいと切に願ってます。
最終更新時間 2005年08月12日 09:32
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.blwisdom.com/mt/trackback/614
このリストは、次のエントリーを参照しています: 資料・トピック17:愛・地球博におけるキャラクター活用(その2):
» "心地よい経験"が消費者を虜にする from 『成り上がり大作戦!!』
タイトル:経験価値マーケティング
消費者が「何か」を感じる+αの魅力
著者:Bernd H. Schmitt
出版社:ダイヤモンド社... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年02月19日 23:51










