資料・トピック9:モータースポーツにおけるキャラクター活用(その3)
さて、先週に続くモータースポーツのキャラクター活用事例として、今回はF1でのケースを紹介します。
昨日、F1で最古の歴史を誇るモナコGPの決勝があり、佐藤琢磨選手が所属するBARホンダが出場停止中で日本のファンにとっては残念なレースだった今回、中堅チームのレッドブル・レーシングが俄かに注目を集めました。
先週5/19から全米公開された「スターウォーズ エピソード3・シスの復讐」とのプロモーショナルパートナーシップ契約により、マシン(こちらやこちらやこちら)とブースには、“STAR WARS”のロゴや“POWERED BY DARK SIDE”の文字、ダースベーダーのイラストが大きくペイントされ、ピットにはジョージ・ルーカス監督が訪れました。予選中継では歓声を上げるチューバッカやC3PO、R2D2、ストームトルーパー(ホンモノのコスチューム以外に、メカニック達用のヘルメットも用意される念の入りようです)の姿があって、度肝を抜かれました。
レッドブル・レーシングの前進であるジャガーレーシングは、昨年に「オーシャンズ12」、一昨年に「ターミネーター3」のプロモーションをここモナコで実施しており、ちょうどカンヌ映画祭開催時期で豪華スタッフ&キャストもゲストで参加する話題性もあって、プロモーションの場としては最適だ、ということなのでしょう。
序盤で入賞圏内を走行してたD・クルサード選手は、残念ながら周回遅れミナルディのスピンに巻き込まれてリタイアという結果に終わりましたが、世界中に発信されたニュースバリューは、SW3関係者だけでなく、今ひとつ地味な印象だったレッドブルレーシングチームにとっても得難いものがあったのでは。
決勝レースのレポートは、F1-Live.comさんが詳しいです。
F1でのキャラクターというと、ウイリアムズ・ルノーでのソニック・ザ・ヘッジホックが記憶に残ってます。
A・プロスト選手が最後にチャンピオンを獲得した1993年にウイリアムズFW15に書かれたソニックは、とにかくインパクト絶大でした。セガ・ヨーロッパが当時行っていたこのスポンサー活動、当時を振り返って各所で様々なコメントが書かれてますが、少なくとも注目度アップには大いに貢献したのではないかと思ってます。
筆者が所有しているポルトガルのミニチュアカーメーカーVITESSE (ビテス)の ONYX ブランド1/43モデルにも、ヘルメットにソニックが、ボディ左サイドにはSEGAのロゴ付きでデフォルメされたドライバーの足が書き込まれています。(ヘルメットのソニックはこちらを参照下さい)
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WILLIAMS-RENAULT FW-15C(A・Prost;ONYX)
他にも、F1に限らずモータースポーツでおなじみのキャラクターでは、なんといってもミシュランのビバンダムが有名です。
公式サイトに書かれているように、ビバンダムは1898年に誕生した世界で最も古い企業キャラクターの一つで、長い歴史の間にデザインの変遷を経ながら、サーキットはもちろん、オモチャやノベルティ、各種イベントでも活躍中です。積まれたタイヤに由来する外形や、親近感溢れる表情と相まって、企業イメージ形成にこれ以上ふさわしいキャラクターはいないでしょう。(余談ながら、グルメっぽい体型でもありますし)
前回書いたように、日本のコアなモータースポーツファンは男性20~40代に集中し、女性や子供が少ない傾向にあります。最近ではサーキットでも小さな子供を連れたファミリーの姿をよくみかけますが、交通の便が悪いところが多いせいもあってか、ビッグレース以外では若い女性やティーン層が相対的に少ないようです。これらの人々に関心を持たせるためのアプローチ方法の一つとして、ビバンダムに代表されるようなキャラクター活用が有効です。
さて次回は、鈴鹿8時間耐久レースでキャラクターを活用した幾つかのケースをご紹介します。
最終更新時間 2005年05月23日 09:30
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