第5回:アニメ・マンガ・TVゲームとキャラクターの支持構造比較(続き)
さて、前回予告した通り、今回は、キャラクターと、アニメやマンガ、TVゲームそれぞれの支持層の重なり具合についてご紹介します。
2004年9月実施のキャラクターパワーリサーチ調査で、「キャラクターが好きなほうである」「アニメーションが好きなほうである」「マンガが好きなほうである」「TVゲームが好きなほうである」との設問に対し、それぞれについて“かなり+まああてはまる” と答えた人を支持層、“どちらともいえない”と答えた人を態度保留層、“あまり+まったくあてはまらない” と答えた人を非支持層と定義し、キャラクター支持層のアニメ支持度合、マンガ支持度合、TVゲーム支持度合を、それぞれ性・年齢別にみてみました。
キャラクターとアニメへの支持がともに高いのは、男女とも園児~小中学生です。
高校生以上で比較すると、女性はキャラクター支持が高い反面、アニメに関しては態度保留または非支持層が比較的多くなるようです。
一方、高校生以上の男性は、キャラクター支持層こそ少ないものの、キャラクター支持層でのアニメ支持は高めで、特に30代でこの傾向が顕著です。ただし40代では、キャラクター、アニメへの支持がともに低くなるようです。(図4-1参照)
キャラクターとマンガへの支持がともに高いのは男女小学生~大学生で、やはり、アニメと比べて文字を読んで理解するリテラシーが要求されるためか、若干支持層の年齢が上がります。
20代以上で比較すると、女性はキャラクター支持が高い反面、マンガに関しても態度保留または非支持層が比較的多くなるようです。
一方、20代以上の男性は、女性に比べてキャラクター支持層こそ少ないものの、キャラクター支持層でのマンガ支持は高めで、特に30代でこの傾向が顕著です。なお、アニメ同様40代ではキャラクター、マンガへの支持がともに低くなるようです。(図4-2参照)
また、キャラクターとTVゲームへの支持がともに高いのは男女小学高学年~中学生と、特定年代に集中しています。
女性はいずれの年代でも、キャラクター支持が高い反面、TVゲームに関しては態度保留または非支持層が特に多いようです。(図4-3参照)
以上の結果から、全般にキャラクター支持が高い女性でも、特に女子高生以上の年代ではアニメやマンガ、TVゲームを必ずしも好きなわけでなく、出自は何であれ、キャラクター自体を支持する人が多い様子が浮かび上がってきました。
この年代は、ストーリーや世界観だけでなく(男性は、特にこれらの要素を重視する傾向にあるようですが)、キャラクターのパッと見た目のかわいさやインパクトを選択の重視ポイントとしていることが、その理由として推測されます。大規模テーマパークで人気を集めるキャラクター等が、この典型例として挙げられるでしょう。
もちろんこれはキャラクターを特定しない一般論であり、オールラウンドでどんな性年代にも受け入れられるキャラクターも、ニッチな層で熱烈な支持を集めるキャラクターもいるわけです。
そこで次回以降は、まず、キャラクターを活用することによって得られる効果は何か、世間で浸透しているキャラクターがどんなタイプに分類されるのか、各タイプの支持層の特徴は、などについて順を追って言及していきたいと思っております。
最終更新時間 2005年03月22日 17:19
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