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2010/02/09

対談第4回「WEB起点でのキャラクター活用の可能性」(その3)&杉並アニメーションミュージアム訪問(後編)

まず、前回からの杉並アニメーションミュージアムまで行ってきた話の続きです。
昨年12月1日から今年2月21日まで開催されている「~ガンダム30周年~ 機動戦士ガンダム展」が今回の訪問目的で、展示コーナーでは1979年の第1作番宣ポスターや当時の玩具、ソノシート付き絵本などが展示されていて懐かしかったです。

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展示物のひとつ、劇場版Ⅲ・めぐりあい宇宙のパンフに収録されていた当時のガンダムブームをまとめた年表などをみて、当時の記憶がまざまざと。

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本放送時にもサントラ盤がヒットしたとは言え、当時一般的だった巨大ロボットの玩具を中心としたマーチャンダイジング展開スキームでは当初予定より二ヶ月も早い番組の打ち切りを防げず、プラモデル(いわゆるガンプラ)が大ヒットしたのはその後の出来事だったりします。1980年代前半には社会現象にまでなったガンプラブームを契機として、ガンダムのファン構造・ビジネスの様相とも劇的に変化したことをあらためて思い出しました。

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ジオラマがいろいろ展示され、歴代作品も上映されてます。筆者が行った時は劇場版・逆襲のシャアでした。上映室に60-70人ほどいた客層は、自分と同世代から近所の小学生まで幅広かったです。
他にも、1/31まで開催されていたミニ展示会『GUNDAM+かみいぐさ』では、切符deアートなどの凝った展示がありました。ガンダムによる街おこしの一事例として興味深かったです。駅前のガンダムブロンズ像や商店街のシャッターアートなど、上井草にも近いうちに行かねば、と思わせるパワーがありました。

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今ガンダムのコアファンが多く含まれるのは30代後半~40代前半男性で、彼らにとっては幼少時の共通体験の一つがガンプラだったりします。それが主人公が無類のガンプラ好きという設定の「ケロロ軍曹」や、昨年夏のお台場での実物大ガンダムにつながるわけで、最近流行りのキーワードである「若者の○○離れ」を招かないためにも、仲間同士や親子二世代での楽しく強烈な共通体験の場を数多く用意する必要性があるなあ、などと感じながら会場を後にしました。
懸賞のつぼ★スタッフの方も訪問記を書かれてますが、入場無料で2月21日まで開催されているので、興味を持った方はぜひ!
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さて、対談シリーズ第4弾「WEB起点でのキャラクター活用の可能性」をテーマにファンワークス高山晃社長との対談、今回は三回目をお送りします。

前回後半に出てきた、ファンワークスさんが日本テレビさんと組んで近日放送開始される(後者は放送が始まりました)「クチコミ戦隊つぶやくんジャー」「ちーすい丸」に関する話題の続きです。

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「クチコミ戦隊つぶやくんジャー」

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「ちーすい丸」

Twitterが持つタイムラインという特性はリアルタイムな行動に訴求できるため、テレビなどマスメディアとの親和性がとても高い点でも注目されています。そういった意味で、今回ご紹介いただいた企画は、テレビ局の新しいコンテンツのあり方の1つとして、大いに興味深いものがあります。ちなみに「ちーすい丸」は2/6に第1回が放送され、関東地区では平均世帯視聴率が二桁超えを記録しました。

なお、この対談では、筆者の同僚で、同じく研究開発部門の立場からキャラクターマーケティングに携わっている稲葉と三角にも同席してもらい、各々の視点や問題意識に立っての意見交換を行っています。
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1. WEBでのキャラクターコンテンツが成立した背景と意義
2)テレビとデジタルメディアの連携が生み出す新たな魅力(続き)

高山 :結局企業のホームページの話と一緒で、WEBの新しいサービスが世の中のインフラになっていって、テレビ局のあり方というのも、時代と共に変わっていく中で、テレビ局にお伺いするといろんなセクションの人たちが、「いかに面白いコンテンツをつくるか?」という命題を一生懸命考えていて、「だったら、もっと面白いことしましょう!」っていう提案ができたりします。
今、いろんな意味で変革の時代で、だからこそ「新しい番組とかコンテンツ」がつくれるチャンスがいっぱいある時代だなぁと思ってて、そんなテレビ局の状況がとっても面白いと思ってまして、お付き合いが徐々に深まってきております。

稲葉: これはステブレ(注:ステーションブレイク=テレビ番組とテレビ番組の間にある数分間)に当たるところでの放送ですか。

高山: ミニ番組ですね。こういった枠でミニ版のアニメをやるというのはたぶん初めてです。

野澤: ということは、そこで毎週放送されるわけですか。もしかすると他局さんでもミニ枠のアニメは過去にあったかもしれませんが、プライムタイムで人気番組の間に放送されるのは、確かに珍しいケースですね。

高山: そうですね。今、アニメーションというものはだいたい19時台までで、映画放送枠の特別番組や過去に幾つかの例外はありますが、20時から22時のところでアニメをやったというのは、僕の知っている限り最近ではないんですよね。
22時台の「エンタの神様」と「恋のから騒ぎ」の間という枠の中で、ほぼ1人で作ったアニメーションがテレビで、しかも地上波で流れるというのは、やっぱり時代の変わり目だし、Twitterとテレビがくっついて、マスメディアと個人のつぶやきが一緒になるというのも面白いし。普通に生活していると、テレビも見るしゲームもやるしTwitterもやるし、みたいな中で、どうやって面白いことを組むか、みたいなことが僕らも普通にそういうことは考えながらやっているというか。

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稲葉: 新しいからではなくて、面白いからということが先に立つから、それを果たす新しい技術があれば使おうじゃないかということですね。

高山: そうですね。実際に、クリエイティブについてはWEB関連の人よりも、テレビ局の人と話すほうが内容や視点が深かったりすることも、結構多いですし。

稲葉: 局の人は制作の経験があるからでしょうか?

高山: そうですね。その経験値みたいなことがあったりするから。そのときに、「こんな手法でこんな風な面白いことをしたらどうでしょう」とか。例えば局のプロデューサーなんかとお話ししていると、エンタメ領域のコンテンツについてもかなりの数を見ていらっしゃるし、これからの映像業界はどうなるかみたいなことを非常によくわかっていらっしゃるので、そういう方とお話をするのは僕らにとっても非常に面白いです。
そういう中で、たぶん僕らにも切り口がないと、という意味で、「WEBでファンワークスはこんなことをしていました」とか、「東京オンリーピックでメディアとこんな風にした」とか、「地方でこんな事例がある」とか、若干ご参考になるだろうお話しをさせていただいているという流れですかね。

野澤: 今うがかったお話、新作アニメの話と、つぶやき連動の話と2つありますが、それぞれ別のルートで話が来ているんですか?テレビ局さんのほうから何かやりませんかみたいな。

【キーワード1-⑤:テレビ局の経験値とWEB技術の融合による次世代コンテンツ育成の試み

高山: ラレコの件に関して言うと、彼とはずっと新しいものを作ろうという話をしていて、彼の中では、「やわらか戦車」をちゃんと作り切れていないという思いがあって、納得するまで作りたいというのがあって。
彼がなんとなく納得する「やわらか戦車」を作れるようになったというのが、「やわらか戦車」が話題になって商品ががーっと出たところから1年経っているんですよね。でもやっぱり本人の中でそこが納得するポイントだから、納得したところで、「じゃあなんかやろうよ」というときに、モノが出てきて。折角だからプロの方に見ていただこうと思って、以前からお付き合いのあった日本テレビの金田プロデューサーに見ていただいたところ気に入っていただき、日本テレビのいろんなセクションの方をご紹介いただき、トントン拍子にお話しがすすみ、12月のプレゼンテーションからわずか2ヶ月あまりで、番組としてスタートすることになりました。

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高山: 僕らがライブドアさんと「ネトアニ」を立ち上げた頃にはある種の勢いみたいなものがありましたが、今のようにある種WEBというものが当たり前になってきたときに、次にどう考えていくか、次の段階にきています。
つぶやくんジャー」は同じく金田さんからの企画があって、WEBの中で何かブログを活用するとか、ネットで投票するとかはありましたけど、「つぶやくんジャー」はかなりTwitterと連携した番組で、WEBのサービスをそこまでフューチャーした番組って今まであまり例がなかったので、ちょっと興味があったというか、やってみたいなと思って。

野澤: 「エンタの神様」と「恋のから騒ぎ」の間だと、明らかに見ている方々が若者達で、とにかく面白いことが好きで、気に入ったものはすぐに友達にクチコミしそうな感じですね。しかも土曜日で。ターゲット的に、「逆に面白くなかったら許さんぞ」みたいな人たちですよね。

高山: そうですよね。相当プレッシャーかかりますよね。

野澤: 人気番組をつなぐという意味でも、戦略的にたぶん正しいんだろうなと思いますよね。

高山: そうですね。僕らで言うとアニメ制作を担当させていただいている「くまのがっこう ~ジャッキーとケイティ~」なんかも、フロンティアワークスさんがプロデュースされ、大人気作品がひしめく東宝系で今年12月公開ということになりました。
大人気の絵本シリーズが原作となっておりますので、大作というよりは、丁寧で繊細な作品をつくりたいなぁと思いまして、会社の近くにマンションを借り少人数で作りました。「青山のマンションの一室で1年かけて丁寧に作りましょう」ということで、僕はひとりで部室アニメと呼んでいますが・・・(笑)。そういう時代観というのが、明らかに昔の頃からはちょっと変わってきているのではないかと思っているところですね。
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以降、次回に続きます。

最終更新時間 18:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

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