住宅ローン金利、上がる。
首都圏では、近年の地価の上昇などから、マンション価格が高騰。
さらに耐震偽造をキッカケにした建築基準法の改正によってマンションを建てるのに時間がかかるようになりました。
おまけに、アメリカの不動産バブルの崩壊の余波が日本にもやってきて、わが国の不動産も価格の伸び率が鈍化、あるいは、値下がりしています。
昨年ごろから、マンションの売れ残りがいっぱい出てきているようです。
売れ残ったモノのことを、「在庫」といいます。
昨年末のマンション在庫が、1年前の1.7倍もあるという会社もあるらしい。
マンションを造っている会社も、自前のお金で建造しているのではありません。金融機関からの借金で建てるのです。顧客に販売して得たお金で金融機関に借金の返済をします。
しかし、たとえ売れなくても借金は返さないといけない。
が、現金がなくては返せない。
だから、現金を手に入れるために、「値引き」が行われるのです。
マイホームが欲しい人は、「もうちょっと待っていたら、もっと価格が下がるかもしれない」と様子見を決め込みます。
だから、なおさら売れない・・・。
いっぽうでは、7月の住宅ローンの固定金利が上がっています。
なんでも、十数年ぶりの水準なんだとか。
といっても、金融機関どうしの住宅ローンを巡る競争が激しいため、どの銀行も優遇金利を設定して、店頭金利からいくぶん差し引いた金利が適用されるようになっています。
優遇金利をインパクトあるものにしたいがために、「店頭金利」を高めに設定しているのではないか?と疑いたくなるほどです。
安くなったマンション在庫を、キャッシュで買うのなら単純にお得なのですが、住宅ローンを組んで買うのなら、金利の水準によっては、かならずしもお得だとは限りません。
借入金4,000万円、返済期間35年、金利3.0%だと、総返済額は約6,500万円。
値引きのおかげで借入金が500万円少なく済んだ場合、借入金は3,500万円。
金利が1%上昇し、4.0%になったら、返済期間が同じで、
総返済額は、やっぱり約6,500万円。
つまり、値引き分500万円は金利の上昇で相殺されてしまいます。
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最終更新時間 2008年07月01日 07:30
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