資産分散はどんな割合でブレンドすればいい?
投資の書籍がたくさん出版されるようになりました。
いっぽうでは、「貯蓄よりも投資だ!」と叫ばれるようにもなっています。
良し悪しは別として、これまで資産運用をしたことのない人も「自分も運用をしないとまずいんじゃないか」と思いはじめている向きがあります。
書籍を買って読んでみると、決まって「資産を分散してリスクを抑えましょう」という表現を目にします。
しかし、具体的に何をどのような塩梅でブレンドしたらいかは、説得力ある表現では書かれていません。
なぜかというと、それは、正解がないからです。
資産配分のやりかたは、無数にあるといってもいいからです。
また、資産分散の具体的なやり方、投資資産と配分比率がはっきりと記載してあったとしても、その通りにやったからといって、過去と同じリターンがこれから確保できるとは限らない。
どうしてもアバウト感がつきまとうので、本を書くほうも、腰が引けてしまって強気の表現ができないのです。
「目安として・・・」という枕詞をつけてしまうのです。
資産の配分のしかたがわからない場合は、実際に運用している人の資産配分をそのまま真似てみても構いません。
たとえば、年金積立金管理運用独立行政法人。
私たちの公的年金の一部がここで運用されています。
運用資産は150兆円で世界最大。
資産配分は、
国内債券:67%
国内株式:11%
海外債券:8%
海外株式:9%
その他 :5%
この資産配分で、過去5年の年平均利回りは3.5%です。
やや弱気の運用スタイルですね。でも、低金利時代の今、年利回り3.5%でも立派です。
次に、企業年金連合会。
企業年金を運用しているところです。
資産配分は、
国内債券:36%
国内株式:28%
海外債券:11%
海外株式:22%
その他 :3%
この資産配分で、過去5年の年平均利回りは7.8%です。
やや強気の運用ですね。
海外の公的年金に目を向けるともっと利回りが高くなります。
国内、海外の意味合いが日本とは異なりますが、
フランスの公的年金の資産配分は、
国内債券:26%
国内株式:9%
海外債券・海外株式:53%
その他 :12%
これで、過去5年の年利回りは10.5%です。すばらしい。
年金の原資は、長期運用が基本です。
私たち個人の資産運用のスタンスと似ています。
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最終更新時間 2008年06月24日 07:30
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