ほんとうに、老後の年金はあてにできないか?
20歳代~30歳代の若い頭は、「いま」のことがいちばん大事で、遠い遠い老後のことを軽視しがちです。
だからって、自分のときもそうでしたから、仕方がありません。
「私たちの老後の年金は、どうせあてにできませんよね」と確認をするような態度で、若い相談者に問いかけられることがよくあります。
それにしても、ワイドショーやバラエティー色の強い報道番組ってのは、すごい影響力を持っていますね。
TVは、視聴率が命。
広告主は、この数字をもとに、莫大な広告料をTV局に支払っているのですから・・・。
TVを観てもらうためには、やや過激なタイトル、過激な内容で視聴者の興味をそそる必要があります。
自分が幸せになるかもしれないという番組よりも、「不幸になるかも?」のほうが、観たくなります。人間の心理として・・・。
TVが言ってる「年金があぶない」という表現は、うそではありません。
そもそも、将来のことは、年金に限らず何だって誰にもわかりませんから、語尾に「~かもしれませんね」をつけてコメントしておけば、なんでもOKです。
私たちは、専門分野以外では、ド素人です。
目の前には、ド素人分野が果てしなく広がっているのですから、その領域で、インパクトのある表現を眼にし、耳にすると、そのまますっーと入って脳裏に焼き付けられるのです。
焼き付けられるものには、「~かもしれませんね」という表現が削除されているようです。
それで、「私たちの老後の年金はまったくあてにできない」
高齢者が増えるのは、もうわかっていること。
社会を維持していくためには、保険料負担が増え、年金支給額がある程度減ることはあるでしょう。
ただ、公的年金はなくなることはないし、現役時代にちゃんと保険料を負担していたのであれば、老後になってぜんぜん生活ができなくなるということはないでしょう。
近年の年金に関するさまざまな騒動をみていて、どう思いますか?
生活ができないくらいに年金額が減ることがわかったり、一生懸命保険料を払ってきたのに、年金制度そのものがぱったりとなくなるかもしれないことになったら、選挙のときに、どんな投票行動に出ますか?
「年金があてにできない」のではなく、「年金をあてにできるような世の中に我々がする!」んでしょう。
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最終更新時間 2008年05月13日 07:30
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