401Kプランでリスク商品を買うよう仕向ける?
社員が自分で、自分の退職金の原資を運用する。その代わりに、会社は退職金を準備してくれない。
これが通称401Kプラン、「確定拠出年金制度」です。
退職金の原資となる掛け金は、毎月会社が、60歳まで換金できないことになっている個人専用口座に振り込んでくれます。
そのお金で金融商品を、社員が、自己責任で買うのです。
選べる金融商品には、たくさんの種類があります。元本が保証されたものや、保証されていないリスク商品などが・・・。
401Kプランが導入された企業では、社員に投資の教育をすることが会社に義務付けられているのですが、実際には、資産運用セミナーなどが1回程度行われているだけ。興味も関心もない社員は、勉強する気はまったくなく、掛け金が自分の口座に支払われても、運用の指図をしない(つまり金融商品を買わない)ようなのです。
どんなにいい話をしても、学びとろうという気がまったくない人相手だと意味がありません。
そんなやる気のない人の掛け金はどうなっているかというと、ただ、現金のままあるのではなく、自動的に「ある金融商品」が買われる仕組みになっています。
そのある商品とは、元本保証の金融商品。
パソコンや携帯電話などでは、特別な指定をしなければ、「初期値」が設定されています。
この初期値が、多くの会社の401Kプランでは、「元本保証商品」なのです。
しかし、元本保証の金融商品だと、十分な額の退職金に育てることはできません。運用利回りが悪いからです。
これまで会社が準備してくれていた退職金は、会社がリスク商品で長期運用してくれていたから、約束どおり支払われた面もあるのです。
そんな背景もあり、「初期値を元本保証商品だけではなく、臨機応変にリスク商品にもできるようにしよう」と厚生労働省がルールを決めたようです。
自分で選ばない人のために、他人が選んであげることができるルールです。
まだまだ、資産運用という風土が醸成されていないわが国。自分のことを他人に任せようとする体質。
401Kプランが導入されている会社にご勤務の方で、これまで特に運用指図をした覚えがないという人。
もう少し、自分の退職金について、考えてみたほうがいいですよ。
そして、少しでもいいから、リスクを取りましょう。将来、いい思いをするために・・・。
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最終更新時間 2008年04月09日 07:30
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