お金持ちの実態は、特異な人ではない。
お金持ちってどんな人?
とかく、TVや雑誌を中心としたメディアにクローズアップされる「お金持ち」のイメージが私たちの頭には思い描かれます。
しかし、メディアは実態をありのまま描くのではなく、特異性のあるもの、いわゆる話題性のあるものを、さらにインパクトのある切り口で表現しがち。
TVや雑誌は、「揮発性が高い」というメディアの特性から考えると「人々が関心を寄せるキッカケ作り」が最大の役割。深く掘り下げるより、エンターテイメント性が大切なのです。
日本経済新聞社から出版されている「日本のお金持ち研究」(著者:橘木俊詔、森剛志 両氏)は、「本」というメディアの特性を活かして、テーマを絞って深く掘り下げています。学者が執筆しているだけに、お金持ちをきちんと定義し、その実態を浮き彫りにしています。
ここでのお金持ちは「年収1億円以上」。財産ではありません。
毎年、1億円以上の収入のある人のこと(つまり、だいたい納税額が3,000万円以上の人)。
少し前の本なので、現在は違っているかもしれませんが、年収1億円の人は日本には、9,000人いるそうです。
これらの人を対象に調査をしたところ、わが国のお金持ち像は次のとおりだというのです。
1、他人が思いつかない発明、発見をしたのではなく、30年間同じことをただ勤勉にし続けてきただけというお金持ちが多い。大事なのは、突拍子もないことをするのではなく、継続力・持続力。
2、親から相続を受けた人もたくさんいるが、そうでない人(自力でお金持ちになった人)も同様にたくさんいる。その人たちがお金持ちになれたのは、どんな仕事を選択したかにかかっている。仕事との運命的とさえ言える出会い。
3、才能よりも自分の信念
どうです?
私たちが何となくイメージとして抱いている「お金持ち」とは異なるのではないでしょうか?
案外、地味なのです。
明日以降も、しばらく、わが国の「お金持ち」について、この本からご紹介していきたいと思います。
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最終更新時間 2008年02月19日 07:30
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