それでも物価は上がる。
昨日は、「昨年2007年の物価上昇率の平均が0.0%、つまり前年比かわらずだったために、2008年度の年金額もかわりません!」といいましたが、それでも物価は上昇するのです。
とかく組織で何かを決めるときには、みんなが納得する理由が必要です。
特に政府・官僚は典型的な「組織」ですから、国民にも受け入れられる理屈がいるのです。
その根拠となるものが「過去のデータ」。
「去年の物価が前年と変わらなかったので、来年の年金額も変えません!」となるのですが、実際は、そうはいかないのです。
◆2月から
キリンビールのビール系飲料が3~5%アップ
マルコメの家庭用味噌が10~15%アップ
明治製菓のチョコレートなどが平均12%アップ
◆3月から
アサヒビール 3~5%
マルハの練り物 10~15%
日清フーズのパスタ 15~40%
明治乳業の乳製品 3~25%
キッコーマンの醤油 約11%
エスビー食品の香辛料 5~10%
◆4月から
カルピス 5%
サッポロビール 3~5%
サントリービール 3~5%
過去の数字にもとづいて未来を決めても、未来は、また別のところに行ってしまっています。
だから、いつも物足りない結果になるのです。
ちなみに、年金額が変わらずにモノの値段が上がると、生活は苦しくなりますね。
そしてそれは、賃金にもいえることです。
「昨年の物価が前年とほぼ同じだったので、来年の昇給は見送り」となると、この調子でいくと、生活は苦しくなります。
「来年はこうなりそうだから来年はそうしよう!」という将来予測にもとづいた意思決定ができるのは、ワンマン社長か家庭の奥さんか。
「将来予測」とは、ほとんど常に、「勘」のことです。
組織では、将来予測が外れるリスクを恐れて誰も判断できません。
ところで、上の値上がり商品一覧を見てみると、メーカーにこだわりがなければ、ビールは当面、サッポロかサントリーがよさそう。
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最終更新時間 2008年02月01日 07:30
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