人はいつ、年をとる?
年金問題が話題にのぼりはじめてからというもの、公的年金の仕組みを解説した本や雑誌がたくさん発刊され、その中に「○○○○年4月2日以降生まれの人」という、なんだかキリの悪い表現をよく目にするようになりました。
もっともそれは、私のような職種だから目につくのであって、4月初め生まれ以外の人たちにとっては、どうでもよく、目に入ることもないかもしれません。
キリの悪さから来る素朴な疑問は「なぜ4月1日生まれ以降の人」と書かないのか?・・・ということ。
明治35年(1902年)12月22日に施行された「年齢計算ニ関スル法律」によって、それまでの「数え年」に代えて「満年齢」を使用するように決めらました。
現在、あたりまえのように数えている私たちの年齢計算も、たかだか100年ほどの歴史しかないんですね。
この法律によると、年齢のはじまりは、生まれた日を起算日とします。
誕生日が1月30日の人の年齢のはじまりは、今日(1/30)が起算日です。
そして、その年齢の終わりは、きのう、つまり、誕生日の前日です。
つまり、4月1日生まれの人は、3月31日に1歳年を重ねるのです。
学校教育法によると、保護者は「子女の満6才に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満12才に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校(中略)に就学させる義務を負う」としており、
ここでいう「学年の初め」とは4月1日、「学年の終わり」は3月31日となっていますから、
4月1日生まれの人は、満6歳になった3月31日の翌日、つまり、4月1日から始まる学年に入ることになるのです。
翌4月2日生まれの人は、満6歳になった4月1日の翌日、つまり4月2日以後に始まる学年に入ることになるので、約1年、遅れて小学校に入学することになるんです。
こうしてみると、日ごろ適当に口にしている年齢も、ちゃんと定義されており、詳細にみていくと複雑でわかりにくい。
公的年金などのように、年度ごとの年齢で条件が異なる仕組みになっているものは、ちゃんと厳密に「4月2日生まれ以降」などと記載する必要があるのです。
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最終更新時間 2008年01月30日 07:30
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