生活保護か年金か?
昨日の日経新聞1面にこんなことが掲載されていました。
65歳以上の生活保護を受けている人で、年金をもらっていない人の割合が52%。1998年から2005年までの7年間で倍の29万人に達している。
この人数は今後も増え続ける見込みだとのこと。
高齢になっても年金をもらえない人や、もらえても少ない人が、生活できないために生活保護を受けるのです。
結局、最後には国が何らかの形で支えるのです。
「健康で文化的な最低限度の生活」は憲法で保障されていますから。
さて、どんな人が年金をまったくもらえないかというと・・・・。
保険料の納付期間が最低基準の25年に満たない人などです。
会社員の場合は、厚生年金保険料を給与天引きで会社が払ってくれるので大丈夫なのですが、問題は国民年金ですね。
自分の意志の力で支払わなければいけないので、ついつい払わずに、とか、詳しい制度の仕組みを理解していなかったことなどがあるのでしょう。
ご存知のように、年金は、基本的には支払った保険料から支払われます。
(一部は税金からも出ています)
一方、生活保護のお金は、税金でまかなわれています。
年金がもらえないから生活保護(税金)をもらう人が増えているという事実は、年金を保険料で支えようとする仕組み自体に無理がきていることを示しているようです。
「若い人が年金保険料を支払わないから、このままいけば今の年金制度は破綻する」とここ数年言われていきましたが、実はすでに高齢者も「年金がないので税金をもらう」ことをしているのです。皆年金制度といわれる今の制度は、すでに危ないところまで来ているようなのです。
「だから年金はあてにならない」と考えるのは早計というもの。
今の仕組みがダメなら、別の仕組みを作ればいいのです。
たとえば、年金をすべて税金から出すことにすれば「高齢者の生活保護」がなくなります。
ところで、現在の高齢者の無年金者は、猫の目のように変わるツギハギ年金制度の犠牲になった面もあるかもしれませんね。
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最終更新時間 2008年01月23日 07:30
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