株価が暴落して円高が進んで「リスク」を学ぶ。
つい先日までは14,000ドルを超えて「過去最高を更新!」ともてはやされていたアメリカ、ニューヨークダウは、先週1週間であっという間に580ドル強下げました。
先週1週間で、日経平均株価は、874円下落し、下落率は5.1%にもなりました。
為替レートは、先月半ばには、1ドル123円といっていたのが、いまや118円台です。約5円も円高が進みました。4%の円高です。
ドルだけではありません。「168円。えー!」と叫んでいたユーロは161円。4.2%の円高。
「107円かよ!すげー」と驚嘆していた豪ドルは100円。6.5%の円高。
「ボーナスで資産運用を・・・」と勇気を持って一歩踏み出した人たちの中には、オロオロしている方も多いでしょう。
あたりまえです。一気に元本割れをしているはずですから。
それまで、じわじわと利益が膨らんでいて浮き浮きしていた気分が、一転、なんとも、重々しい気分に様変わりです。
このなんとも表現しきれない、いやーな気分と付き合うことが「リスクに対峙する」ことなのです。
後悔のような、「しまった」という思いや、「あの時に売却しておけばよかった」という思いや、「どこまで下落するのだろう」、「このままにしておけば、上昇に転じるかも」、「あるいはずるずると下がる?」
「持っている投資商品の値は今後は上がる」、「決して悲観するにはあたらない」というコメントを新聞や雑誌で見つけたがるのも、今です。
リスク商品を購入しなければ、決して味わうことのなかった感覚だと思います。
リスクとは、価格変動の振幅の度合いのことなのですが、つまるところは、「心の振幅」なのです。
心の揺れに自分自身が振り回されて、仕事も手につかないような人は、資産運用をしないほうがいいでしょう。
そんな思いまでしてするものでもありません。資産運用は。
人生のための資産運用であって、資産運用のための人生ではありませんから。
今回のこの試練を辛抱できる人は、よく自分の心の動きを見つめてみてください。
そうすると、リスクに強くなります。リスクに対する自分の考え方もぼんやりとわかってきます。
「リスクを抑えるために何が必要なのか」を学ぼうとするキッカケにもなります。
1年に1回、あるいは、数回、こんなショックに遭遇しながら、私たちはリスクに挑む方法を体で学んでいくのです。
最終更新時間 2007年07月31日 07:30
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