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2007/05/16

退職金を株や投信で運用したいか?

 今年から、いわゆる団塊の世代の人たちが退職を迎えはじめます。

 戦後まもなく、1947年から1949年のたった3年間に生まれた人たちのことを「団塊」と呼びます。

 この呼び名は、堺屋太一氏が1976年に小説「団塊の世代」を発表して以降、世代を表す言葉として定着しました。

 第二次世界大戦後、戦争から多くの男性が復員してきました。おのずと結婚件数は増大し、出生人口が増えたのです。彼らを父親とする子供たちが団塊の世代です。

 このたった3年間に生まれた人の数は約800万人です。一昨年、2005年の1年間に生まれた人が106万人ですから、いまでは、8年かかってようやく、あのころの3年間に追いつく計算になります。

「2007年問題」。団塊の世代が、一斉に退職を迎え、労働市場から退出してしまうことでおこる人手不足問題のことです。

 常に戦後のニッポンに大きな影響を与えつつ生きてきたこの世代。

 いよいよ退職金を手にする時期になって、金融機関も黙って見過ごしてはいないのです。

 彼ら彼女らに向けたセミナーが各地で開催されています。

 退職予備軍の50歳代の退職金の運用に対する意識はというと?

 2007.4.15の日経新聞によると、団塊世代の退職金の平均は2435万円。

 退職金を株や投信で運用したいかどうかを聞いたら、66%がしたくない!と答えたとか。

 現役時代は多少元本が割れても、働くことでカバーできるが、退職するとそうはいかない。安全志向が強いのです。

 住宅ローンの繰上返済で退職金が消えてしまう人もいるでしょう。

 資産運用の目的は「将来の生活を穏やかに平静な気持ちで気持ちよく過ごすことができるように」でしょう。

 そのために、平静でいられない心持ちで過ごすことは本末が転倒しています。

 大きなお金を手に入れると普通は気持ちにゆとりが生まれるはずなのですが、実のところ、運用せずにそのままにしておくことに焦りを感じてしまう傾向もあるようです。

 石橋をたたいて、その後、渡らなくても、決して悪いことではありません。

最終更新時間 2007年05月16日 07:30

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