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2007/05/14

リスクに配慮したほうがいい理由。

 資産運用は、所詮、自己責任で行うもの・・・ボロ儲けしようが、たとえ大損しようが、自分の判断でした責任を他人に転嫁するとバカにされる。

 投資をするには「リスクとリターンの関係をきちんと認識するように」と耳にタコができるほど言われますが「リスクとリターンが具体的にどんな関係にあるのか、きちんととはどの程度を言うのか、認識とはどうなった状態のことを言うのか」までは教わりません。

「リスクの大きなものに投資をすると、大損する可能性がある代わりに、ボロ儲けすることもある」程度のものです。説明されるのは・・・。

 多くの投資商品は、「値上がり」が前提となっています。そうでなければ、セールスをすることができなくなってしまいます。

「たぶん、値が下がると思いますが、買ってみてください」なんてセールストークは成立しません。

 実際、投資商品は、値上がりを前提としていますし、実際に多くのものは長期的に見ると値上がりをする傾向にあります。

 右肩上がりに上がっていくのです。

「ではリスクに配慮する必要はないではないか?いずれ上昇するならば・・」

 そうなんです。元本割れをすることがあったとしても、そのうちに上昇するのであれば、大きなリスクをとったほうがいいかもしれません。それだけ高いリターンを期待でき、棚から大きな牡丹餅が落ちてくるのですから。

 わが国ニッポンは、1989年の年末ごろ、日経平均株価が4万円に届きそうなところまで行きました。

 現在の日経平均はその半分弱です。すでに18年が経過しています。

 今から約90年前の1929年9月3日、アメリカの株式指標ダウ平均はピークをつけ、その後4半世紀、この高値は更新されることはありませんでした。

 長期的にみると値上がりすることが事実だとしても、買ったとたんに暴落し、もとの値段に戻るまでに10年、あるいは、20年以上もかかったらどうでしょう。

 リスクへの配慮が欠かせないのは、そのためなのです。

 投資家の寿命を考えなければ、大きなリスクをとって大きなリターンを期待したほうがいいかもしれません。

 しかし、こっちは生身の人間です。10年、20年も待てないのです。買値に戻るまでにそんな時間がかかってしまうと、ほとほと疲れ果ててしまうのです。

 そう長くもない人生の中で、投資からリターンを得られない10年、20年があってみなさい。
 泣きたくなるような年月です。

 リスクへの配慮が必要なのは、だからなのです。

 下落してもその幅は比較的小さく、ジワジワと上昇する傾向のある投資商品のほうが、精神的にも楽なのです。

 人生は80年、そのうち、最初の20年間は、投資には関係ないでしょう。
 残りの60年間で投資をするお金は、元本を下回ったまま数十年も塩漬けにしておけません。死ぬまでにはリターンを確保したいし、できれば、生きているうちに充分なリターンが欲しいのです。

 そのためには、やはり、リスクに配慮した投資をするほうがいいのです。

最終更新時間 2007年05月14日 07:30

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