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2007/05/11

金利をウォッチすると得な判断ができる(4)。

 金利と生命保険の関係を考えてみましょう。

 生命保険のもともとの目的は、万が一、死亡したり、病気やケガで入院したときの経済的なリスクに備えるためのもの。

 ですから、目的に沿って、必要な保障を必要なときに確保するのが基本的な考え方です。

 金利がどうのこうのなどとは、言ってられないのです。

 しかし、金利が低い時期に保険に入ると、保険料が高くなることも事実です。

 保険料は、保険会社の経費の割合、人の死亡率など保険事故の発生割合、保険会社の運用利率によって決まります。

 金利が低いときには、この「運用利率」が低くなります。支払った保険料が保険会社によって運用される、その利回りが低いということは、たとえば同じ死亡保険金1000万円の死亡保険に加入する場合、運用利率の低いときに契約すると、高いときに契約する場合と比較して、保険料は高くなります。

 「貯蓄性の高い保険」といわれる生命保険に入る場合には、特に注意が必要です。

 金利が低いときの加入は、貯蓄性が高い保険とは言われながら、実質的には貯蓄にならない場合があるからです。

 具体的にいうと、養老保険や学資保険、個人年金保険のような保険。

 これらの保険は、保険期間中に死亡しない場合は、固定金利でずっと貯蓄をしていることと同じです。
 ずっと同じ利率で運用されていたお金が、満期を迎えると満期保険金として支払われたり、年金としての支給が開始されたりします。

 契約するときには「現在の金利情勢のときに、金利を固定していいかどうか」の判断をしたほうがいいと思います。

 もちろん保険は、契約年齢が高くなれば、保険料が上昇します。ですから、「金利上昇するまで待つ」と決めて、実際に金利が上昇したころには年をとっているので保険料が上昇していることだってあるのです。

「金利」は、預貯金や住宅ローンには関係していても、保険にはあまり関係ないと思い勝ちです。しかし実際には、金融商品のほとんどすべてのものに、「金利」は関係しているのです。

最終更新時間 2007年05月11日 07:30

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