政治というものは・・・。
連休の谷間だからそんなに人手は多くないだろうと、甘い考えを持って昨日は朝から都心の仕事に出かけたのですが、都心に向かう電車は超満員。
普段の平日と変わりありませんでした。
ビジネスをしていると、変化のスピードの速さを感じざるを得ません。商品やサービスの短命化、消費者の嗜好の多様性、競争関係の複雑化、グローバル化などへの対応は「待ったなし」です。
限られた情報のなかでいかに早く意思決定をするか、いかに行動して結果を出すか、結果を検証していかに次の行動で修正をするか。
GWの谷間を埋めて9連休にできない人ばかりなのです。
ビジネスから眼を離して、政治の方角を見てみると、その歩みは遅々としていて、牛歩そのもの。新幹線の車窓から、のんびりと走る馬車を眺めているようなものです。
馬車が新幹線の通行に影響を与えないのなら、にこやかに笑っていられるのですが、多大な影響を及ぼすとなると、とたんにイライラが募ってくるのです。
昭和23年に発表された坂口安吾の作品に次のようなくだりがあります。
「政治というものは、常に現実をより良くしよう、然し、急速に、無理をして良くするのではなく、誰にも被害の少ない方法を選んで、少しずつ、少しずつ、良くしようということで、こう変えれば、かなり理想的な社会になる、ということが分かっていても、いきなりそれを実現すると、多数の人に甚大な迷惑がかかる、急いではムリだ、と判断された時には、理想を抑えて、そこに近づく小さな変化、改良で満足すべきものである」
「政治は、歴史的な人間一般に属するものではなく、現実の50年しか生きられない、非歴史的な生命や生活とのみ交渉しているもの・・・」
現在では上の「50年」は、「80年」に置き換えなければならないのでしょうが、いずれにしろ、ひとりひとりの限られた人生に責任を持つのが政治なのでしょう。
最終更新時間 2007年05月02日 07:30
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