初任給の給与明細を分解(1)
果たして何人の新人さんがこれを読んでくださっているか、皆目見当がつきません。でも、あなたのために書きますから、どうかよろしくお願いします。
はじめて給与は、ぜひ、思い出に残ることに使ってください。誰かへのプレゼントでもいい、自分への贈り物でもいい、思い切って散在しても構いません。ただ「私は初任給で○○をした!」と将来人に話せるエピソードになるような使い方をして欲しいと思います。
誰もが経験する「初任給」で、印象に残る自分の過去が語れることは、大きな財産です。
そして、せっかくですから、もらった給与明細を見て、ちょっと探究心を働かせて欲しいのです。
明細に印字された項目の内容は何か?それらは自分にどんな影響を与えるのか?ということを・・・。
◆雇用保険料
あなたがもし退職して失業したしたときに「失業手当」をもらうことができるのは、雇用保険料を支払っているからです。この保険料が蓄えられて、失業者への支払われるのです。
「人手不足の買い手市場の中で第一志望の会社に入社できたから退職することは考えられない」という人も、ひょっとしたら、あなたの会社が他の会社に買収されることだってあるのです。文化、社風が違うために社員同士がうまく折り合えずに会社を離れることになるかもしれません。
あなたの気持ちが変化することだって考えられます。内定者と社員とではまったく違います。どんな一流の会社でも、4月に入社してしばらくすると「こんな会社だとは思わなかった」という場面に出くわすものです。また、あなた自身がこれまでと違った人生の目標を持つことになるかもしれないのです。
雇用保険には、自己啓発の資格取得などで外部の教育機関が開催する講座を受講したときの費用の一部を助成する制度もあります。
雇用保険には、労働者のスキルアップを支援する仕組みもあるのです。
◆厚生年金保険料
この保険料を支払っている最中に、万が一あなたが亡くなったとき、遺族(配偶者や子供)に年金が支給されます。加入期間が25年に満たない場合には、25年間加入したとみなして年金額を計算してくれます。
この保険に加入しているおかげで、65歳以降には老齢厚生年金が一生涯支給されるのです。給与明細の金額をみると保険料が「高い」と思うかもしれませんが、その金額とほぼ同額をあなたのために会社もしています。厚生年金保険料は会社と本人が折半しているのです。
また、なんらかの事情で障害者になった場合には、障害厚生年金も支給されます。
それだけではありません。
厚生年金保険料の加入者は、国民年金に加入しているとみなされますから、国民年金部分の遺族年金や障害年金、老齢年金も支給されるのです。
さらに、将来結婚して奥さんが専業主婦になる場合、奥さんは公的年金の保険料を一銭も支払わずに、国民年金保険料は支払ったことになるのです。
厚生年金は、会社員ならではの、とても有利な公的年金制度なのです。
最終更新時間 2007年04月25日 07:30
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