VISTA
ここでいうVISTAとは、先般販売がスタートしたパソコンの新しい基本ソフトWINDOWSのバージョンアップ版のことではありません。
ファンションやインテリア、その他色にかかわる世界では、1963年にパリで設立された国際流行色委員会(インターカラー)という団体があり、世界18カ国が参加して毎年2回、実際のシーズンよりも2年前に、春夏、秋冬の流行色が選ばれているのです。
つまり、流行色のおおもとは2年前には発表されているのです。
これらをもとにして、たくさんの人たちがさまざまな商品やサービスをつくる結果、店頭に並んでメディアに取り上げられ実際のはやりになるのです。
投資の世界ではつい数年前から現在までは、BRICS。
ブラジル、ロシア、インド、チャイナの頭文字をとってワンパッケージにし、近年経済発展の著しいこれらの国々の株式を組み込んだ投資信託を作って販売しています。なかにはここ数年で2倍、3倍になったものもあり、いまでも人気は衰えません。何せ高度経済成長時代の日本と同じ年率10%程度の経済成長を上げている国々ですから、昔のニッポンと思いを重ね合わせて購入している人も多いでしょう。
「色」と同様、業界として象徴的なネーミングをして「はやり」を作るのは販売戦略としてうまい方法です。
メディアにも取り上げられ、人々の注目も集まります。
また、実際に投信を購入した人たちは、ブラジルやインド、中国、ロシアの経済情勢に、いやでも興味関心を持ちます。損得がからむと人間の情報収集能力は格段に向上しますから、他国への理解が進むことも素敵です。
ヨン様をキッカケに韓国が大好きになった奥さんたちがたくさんいるように。
そして、投資の世界のこの次のブームはVISTAのようです。
V:ベトナム
I:インドネシア
S:サウス・アフリカ
T:トルコ
A:アルゼンチン
「いかにも・・・」という感じの国々ですね。
気をつけて欲しいのは、リスクが大きいこと。BRICSもVISTAも、世界全体のマーケット規模からすると、相当小さいのです。
たとえば、日本でいうと、東京証券取引所と比べると、ジャスダックやマザーズ市場の規模はとても小さいです。新興企業が数多く上場しているこれらの市場は、株価の値動きがとても激しく、上がるときは急速に上昇しますが、下がるときの下がり方は相当きつくなります。
ライブドアショック以来のこれらの市場の平均株価は、いまだ低迷を続けています。まだまだ事業の多角化が進んでいないためにちょっとした環境変化で業績が大きくぶれる企業が多く、また、投資家へ提供する情報の正確度が甘かったりで、投資家から不信感を持たれていることもあるようです。
BRICSもVISTAもしかり、ですから、値上がりだけを期待するのではなくて、値下がりの覚悟もしっかりしておくことが重要です。
もっと具体的にいうと、1年で半分以下になるかもしれないという覚悟が持てる金額で投資をすること。この覚悟を持つことができれば、逆に大きなリターンを享受できるのです。
最終更新時間 2007年04月23日 07:30
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.blwisdom.com/mt/trackback/2052










