元本保証の変額個人年金保険のカラクリ。
死んでも死ななくても元本保証だと言われて、まず想いを馳せなければならないのは、安全なところには、ワクワクもないということ。
リスクのないところでは、リターンも期待できません。
投資信託は、よく、「これまでのリターンは○○%もありました」という数字で示されるセールストークが使われ、一方リスクの説明時には※□●△といきなり抽象的に言葉になります。
変額個人年金保険については、「元本保証!」が高らかに宣言される一方、リターンについては※□●△となるのです。
死亡保険金や年金原資が元本保証と謳われいる変額個人年金は、次のような点でデメリットがあるのです。
・コストが高い
投資信託には信託報酬というコストがかかります。変額個人年金保険も中身は投資信託なので信託報酬に相当するコストがかかります。0.5%~1.5%程度が普通です。
しかも、変額個人年金は、死亡保障という保険の機能は付加されていますので、保険関連費用が余計にかかるのです。資産に対して2%台のコストになります。
年金原資保証の場合は、さらに1%程度のコストがかかるものもあります。
・投資商品なのに、中身の投資信託の選択肢が少ない
年金原資保証タイプは特に、契約者が自分のリスク許容度にあわせて選択できる投資信託のバリエーションがまったくないか、少ししかありません。
リスクの低いタイプの投資信託しかありません。
これは当たり前のことですね。
豊富なバリエーションの投信を取り揃えて、リスクの低いものから高いものまで何でも自分で選んでください式にしたら、多くの人は、最もリスクの高い投信を選ぶでしょう。なぜなら、運用成果が悪くても元本が保証されているのですから、、、、。そして、高いリスクをとって高いリターンを実現すれば年金原資が元本を大幅に上回ってぼろ儲けができるのです。
契約者の損失を保険会社が補填するようなことをするはずがありません。元本保証だということは、毒にも薬にもならないようなモノからしか選べないと思っておいたほうがいいようです。
ともかく、元本保証の変額年金保険も、「投資型年金保険」と言われていますが、仕組みや構造が、そもそも儲からないようになっているのです。
決して傷つかない安全な場所にいながら、投資をしている気分だけ味わえる金融商品なのです。
最終更新時間 2007年03月09日 07:30
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