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2007/02/05

医療保険の入り方(1)。

 「みんなが買うから私も買う」・・・常に個性的な自分でありたいと思いながらも、一方では常にみんなと同じようでありたいと願う矛盾は、もちろん金融商品にも例外なくあてはまります。

 金融商品は、それが眼に見えない商品であるだけに、余計、その傾向に拍車がかかるようにも思うのです。

 売れている投資信託もそうですね。いまのヒットは世界の株式を組み込んだ毎月分配型の投信。金融機関の主なセールストークは「みなさんが購入しているものですから・・・」、、、、おかげで販売実績が次の販売を呼び、いまや純資産額が2兆円を超える化け物のような投信になったものまであるそうです。

 「みんなが加入するから私も加入する」・・・医療保険が伸びています。死亡保険以上に販売が伸びているんだそうです。

 そもそも保険は、万が一の事態が起こったときの大きな経済的な負担に備えるためのものですから、普段から経済的に充分に恵まれている人は、加入の必要がありません。

 万が一の事態にも対応できる経済力がある人は保険に入る意味がないのです。ビル・ゲイツは、個人で医療保険や生命保険に入っているのでしょうか?

 万が一のときに、「そんなお金は急に出せないよ~」という人に、保険は意味があります。

 ここまで長々と書いたのは、「保険には加入するもの」と頭から決めてかかっている人があまりにも多いように思えるからです。

 以上を前置きにした上で「加入するのならば、、、、」という話をします。

 医療保険の加入が伸びてきた理由には、まず「長寿」があげられるでしょう。

 従来型の保険の多くは、死亡保障を中心とし、医療保障はそのオプションとして付加されていました。保障期間は保険料を払い終わる60歳や65歳まで。その後、延長するにしても、80歳まででした。

 女性は80歳代の半ば、男も70歳代の後半まで平均して生きる時代になりました。医療技術の発達も日進月歩です。

 医療保険は、一生涯の保障期間が求められるようになったのです。
 生きている間に保障が切れたら、不安になるのです。

 ライフスタイルの変化も、医療保険の伸張に影響しているかもしれません。

 死亡保障は、独身には必要ないのです。死亡して経済的に困る遺族がいませんから・・・。結婚しても子供がいない夫婦にも死亡保障はあまり必要ありません。現在は子供がいない世帯の多くは、共働きでしょう。世帯主が死亡して、配偶者が経済的に困りますか?

 しかし、独身時にも、病気やケガで入院したり、ケガをしたときのための備えは必要です。結婚してもそれはおなじです。

 医療保障をつけために死亡保険に入らなければいけない従来型の保険よりも、医療保険に単独で加入できるもののニーズが高まるのは自然の成り行きです。

最終更新時間 2007年02月05日 07:30

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