日銀の利上げ見送りはなぜ大きなニュースになったか?
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よろしくお願いします。
先週の16日、17日。日本銀行の金融政策決定会合。利上げするかしないかが事前に注目され、結果的に今月の利上げを見送ったことが大きく報じられました。
特に今回は、事前に日銀が「利上げをしますよ」という雰囲気を醸し出していただけに、「利上げ見送り」の結論に「言ってることとやってることが違うんじゃない?」との反応があったようです。「思わせぶり」な態度に振り回された人達がたくさんいたのでしょう。
日銀の「利上げ」は、企業が金融機関から借金をする金利の上昇を招きます。借金の利息の支払いが多くなるとそれだけコストが増えて利益が少なくなる可能性があります。利益が少なくなると業績が下がることに結びつきます。一時的には株価が下がるかもしれません。
住宅ローン金利の上昇を誘発します。変動金利型や当初固定金利型のローンと借りている人、これから新規にローンを組む人にとっては、利息の負担が増えます。
円高に触れる可能性があります。現在は、外国の通貨の金利が円金利に比べて高いため、円を売って外国通貨を買い、金利の高い外国通貨で貯金をしたほうがたくさんの利息収入を見込むことができます。
円の金利が上がれば、わざわざ円を外貨に換えるなくても、そのまま円で預貯金をしてもいいかな?という力学が働きます。円が売られない、または、円が買われると円高に触れる可能性が高まるのです。
また、低金利を嫌気してリスクを犯してでも株式投資をしていた人が、金利が上がればリスクのない預貯金に一部のお金を回そうか?という力も作用します。
「利上げ」には、メリット、デメリットいろいろありますが、まあ、景気が拡大している過程での適度な利上げは、経済にとって望ましいことだといわれています。
政治や行政、マスコミは、起こった出来事に対して、騒いだり、問題視したり、解説策を考えたりする傾向があります。過去や現在の顕在化した問題を相手にするキライがあります。
日銀の金融政策は、未来の問題を予測してあらかじめ予防策を講じるものです。まだ起こっていない問題なのですから、世の中のほとんどの人が認識してません。利上げの判断は、学力低下問題の見直しやいじめ対策とは違う、潜在的な問題を防ぐために行われるのです。
多くの専門家は、「2月には利上げをするだろう」と予測をしています。金利の変動は、私たちの生活に大きな影響を及ぼしますから、しっかりと注視していてください。
最終更新時間 2007年01月22日 07:30
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