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2006/12/04

なかなか読めない住宅ローン金利。

 人類の最大の悩みのひとつは、どれだけ近い未来でも、それが予想できないこと。たとえ予想してみることができたとしても、多くの場合外れること。

 相当な高い確率で未来が予想できたら、「不安」の多くは取り越し苦労に終わるでしょうし、そもそも「不安」を抱くことなどないのかもしれません。

 ただその代わりに、多くの感動も味わえなくなるのでしょうが・・・。

 「不確実性」が、12月、またもや悪戯をしたようです。

 住宅ローンの金利が下がったのです。

 都市銀行は12月の適用金利のうち、長期間固定金利で据え置くタイプの金利を下げました。

 当初10年固定、15年固定、15年固定、20年固定、35年固定などのタイプを。

 また、「フラット35」という住宅金融公庫が民間金融機関と提携して提供している住宅ローンも、12月の金利は下落しています。
 住宅金融公庫が金融機関に提示する金利に、各金融機関が独自に金利を上乗せして販売するこのローン、先月の公庫から金融機関への提示金利は3.05%(フラット35ができてから過去最高)でしたが、今月は2.96%、ちょっと下がりました。

 下落の直接的な理由は、長期金利の低下です。マーケットで投資家の需給関係、思惑で決まる10年満期の国債の平均利回りがここんところ、下落したのです。

 住宅ローンは、月後半の市場金利の動向から翌月1ヶ月の金利が決まるようですので、月半ばからは新聞TVで長期金利の情勢に目を凝らしておく必要がありそうです。

 先月は月初に1.75%を上回る上昇をしましたが、その後、月半ばにかけて1.65%近くまで下落。それから1.70%を超えるあたりまで戻して、月末に向けては、また、1.65%を下回るところまで下落しました。「日本銀行の利上げは年内はなかろう」という予測から金利が下がったり、「いやひょっとして年内に利上げがあるかも」という思惑から少し上がったりと、方向感が定まりません。

 いずれにしても、月単位での金利予測はなかなか読めないもの。

 新聞や雑誌で著名なプロですら読めないのですから、素人に読めないのは当たり前のこと。

 金利の小数点以下の数字が決まるのは、ある種「賭け」の要素がありますね。

 ただ、私たちにとって本当に必要なのは、大きなトレンドをつかむこと。長期的にみて金利は上がるのか、下がるのかということ。これは読めるはずです。

 住宅ローンの返済は短期間勝負ではないはず。長期戦になるのなら、常識的な判断から繰り出した決定に大きな間違いはないと思うのです。

最終更新時間 2006年12月04日 07:30

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