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2006/11/15

マンション購入の死角。

 地方だと、人口の多い中核都市以外ではマンションを買おうという人はあまりいないでしょう。

 マンションか?戸建てか?・・・・利便性と価格に大きな差がなければ、多くの人は戸建てを選ぶだろうからです。だいいち、田舎ではマンションそのものが珍しかったりします。私の故郷の山口県柳井市では、アパートはあっても、マンションはありません。

 戸建てと違って、マンションは、すべてが自分のものではありません。土地も共有、建物にも共用部分がたくさんあります。

 「すべて自分のもの」であれば、人はこだわりや執着を発揮する傾向が強いのですが、「みんなのもの」に対してはとたんに無責任、人任せにしてしまいがちです。

 そして、自分に被害や影響が及びそうになったら大騒ぎをする。

 日経新聞が築20年以上のマンションに対して調査したところでは、積立金の不足が43%のマンションでみられたといいます。

 積立金とは、修繕積立金のこと。マンションも築10年~15年もたつと、あっちこっちが痛んできます。外壁や給排水設備などの修理が必要になってきます。せっかく購入したマンションに末長く住み続けるには、お手入れ、メンテナンスが必須です。

 修繕積立金は、毎月、マンション管理組合が各世帯から数千円~数万円程度徴収しています。

 その修繕積立金が不足気味のようなのです。修繕に必要なお金に対して、積立金の総額が足りない。すなわち、修繕が充分にできない。

 積立金の滞納は5割のマンションで発生しているといいます。

 住人が高齢化し、年金だけで生活している人などで積立金を負担できないケースが出てきています。

 積立金が足りなくても、痛んだ箇所は修繕が必要。借り入れをするか、住人から徴収するなどするしかありません。


 積立金の問題だけでなく、マンション住民の意思決定機関である「マンション管理組合」の役員へのなり手不足も深刻なようです。

 理由は、仕事が多忙、高齢で体力的に無理、役員業務が嫌、など。

 マンションは、同じ屋根の下に、いろいろな経済状況、いろんな生い立ち、価値観を持ったさまざまな人たちが集まります。同じといえば、年齢層くらい。

 考え方の違う者同士でも、同じ屋根の下で、土地やエレベーター、廊下などを共有しているわけですから、うまく付き合っていかないと。

 昨今、都会ではマンションがブームでがんがん売れています。買った人も多いでしょう。いかがでしょう?住民同士がコミュニケーションを図る仕組みができていますか?あるいは、積極的にコミュニケーションを図る努力をしていますか?

 20年、30年、自分の住居を守っていくためにも、住人のひとりひとりが積極的にみんなとかかわっていく必要がありそうです。

最終更新時間 2006年11月15日 07:30

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