住宅ローン、変動金利型の恐怖。
10月から、住宅ローンの「変動金利型」の適用金利が変わりました!
具体的にいうと、主だったメガバンクは、2000年の10月以来、6年ぶりに、それまでの金利2.375%から0.25%上げて、2.625%にしました!
変動金利は毎年、4月と10月に金利が見直されます。たまたまこれまでの6年間は、変わらずに低い金利がずーと適用されていました。
ところが日銀のゼロ金利政策の解除にともなって、いよいよ住宅ローンにも変化の波が押し寄せてきたのです。
これから新規に住宅ローンを借りる人は、とりあえずいいのです。
これらの人は、この金利上昇局面で、わざわざ変動金利を選択しないでしょう。それでも変動金利型を選択する人は、変更後の2.625%が適用されます(銀行によってはキャンペーンで割引金利の適用あり)から、2.625%を基準にしてシミュレーションをし、さまざま検討することができるでしょう。
問題は、これまで変動金利型でローンの返済をしている人。
なぜかというと、金利上昇の影響が見えにくいからです。
この方たちの変更金利の適用は、来年の1月から。あと3ヶ月は、これまでの金利が適用されます。
問題はここから。
来年の1月から新しい金利が適用されたとして、では、同時に返済額が増えるかというと、、、、増えないのです。返済開始から5年間は。
その間にも、半年に1度、4月と10月に金利は見直されます。これからは、これまでの6年間とはちがって、段階的に徐々に金利が上昇するかもしれません。
それでも、返済額は、当面同じなのです。
変動金利は、激変を緩和するために、金利が上昇しても、返済額は5年間変化させないという決まりがあります。また、その変化も、それまでの返済額×1.25倍を超えない、という決まりなのです。
仮に、今後半年に1度、段階的に適用金利が上昇した場合、それでも当面は返済額が変わらないということは?
そう。返済額の中の元金と利息の割合が変わることになるのです。
わかりやすいように、極端な数字で示しますね。
現在の返済額を15万円としましょう。
この15万円の内訳は、元金部分が5万円で利息部分が10万円とします。
金利が上昇しても、返済額が変わらなければ、同じ返済額15万円で、元金部分が2万円、利息部分が13万円になるということなのです。
金利によっては、元金部分が0円、利息部分が15万円になるかもしれません。
元金部分の返済が減らなければ、ずっと利息ばかりを支払って、ローンは残ったままになります。利息は元金に金利を掛けて計算しますから、元金が減らないかぎり、利息も減りません。
「変動金利型」を選択している皆さんは、来年1月以降の返済額の内訳、つまり、元金部分と利息部分の割合の変化に注目してください。
返済額が変わらないからと安心していてはいけません。
内訳がどう変化していているか?それを確かめることが大切です。
変動金利型を選択して返済をしている人は、金利変動に神経質なまでに目配りしてください。
最終更新時間 2006年10月03日 07:30
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