投資する資産によって、リスク・リターンの特性がある。
リスクとリターンの間には、深い関係があります。
昨日も言ったとおり、高いリスクに挑む場合にはそれだけ大きいリターンを期待することができます。一方、リスクをとらない場合には小さなリターンしか期待することができません。
「どの程度のリスクをとるべきか?」それは、人によってマチマチです。
ただ、購入する投資商品によって、ある程度、リスクとリターンの関係はは決まる傾向があります。
代表的な運用資産は、預貯金、債券(国債や地方債、社債など)、株式。近年では、不動産投信なども加わっています。
もちろん、商品先物や金、不動産などもありますが、ここでは預貯金と債券、株式の特徴をみてみたいと思います。
もっともリスクが小さいのは?
もちろん、、、、そうですね。「預貯金」です。
ペイオフが解禁され、1つの銀行で元本1,000万円とその利息までは保護されます。ただし、それ以上は保護されないということから、リスクはゼロではありませんね。破綻するリスクはどんな金融商品でも常に抱えることになります。
しかし、他の資産とくらべると圧倒的に安全性が高いために金利は限りなく低く設定されています。金利から得られるリターンは小さいのです。
預貯金のリスク・リターンのレベルを、「レベル1」としましょう。
一方、リスクの高い代表的な金融商品は、株式です。リスク・リターンレベルを「レベル5」と考えましょう。
日本の株式全体を購入した場合、たとえば、日経平均やTOPIXに投資する場合、最悪、1年間で40%程度の下落は覚悟しておく必要があります。
ただし、逆に同様のリターン(利益)を期待することもできるのです。
「レベル1」の預貯金と、「レベル5」の株式の間に位置するのが、債券です。「レベル3」。
満期まで保有すると安全性の高い投資商品ですが、満期前に売却換金すると元本を割る可能性があります。その意味において、預貯金よりは安全性が低いかわりにリターンが高く、株式よりは安全性が高いかわりにリターンが低い、ちょうど、中間に位置する商品です。
預貯金、債券、株式のリスク・リターンのレベルをそれぞれ、レベル1、レベル3、レベル5としました。
では、これらが、外国の預貯金、外国債券、外国株式ならどうなるでしょう?
外貨預金=レベル2
外国債券=レベル4
外国株式=レベル6
それぞれ、日本のものよりも、リスク・リターンのレベルが1ランクアップします。
理由は、外国資産は、日本の資産にはない特殊な事情が横たわっているからです。
円高・円安に左右されること。そう、日本の資産にはない「為替変動リスク」というリスク要因が、1つ付け加わっているのです。
たとえば、日本の債券と外国の債券が同じ金利だったとしましょう。
1$=100円が、円安になって130円になれば、金利による利息以上の利益を上げることができます。
反対に、1$=80円になると、金利による利息の利益を吹き飛ばしてしまいかねません。
レベル1~レベル6の、各資産ごとのリスク・リターンの関係を目安として頭に入れていくと、いざ投資をするときや、金融機関から勧められたときに、役に立ちます。
最終更新時間 2006年09月12日 07:30
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