リスクとは?
「Risicare」。イタリア語です。意味は「勇気を持って試みる」。
英語のRisk(リスク)という単語は、この語に由来しているといわれています。
「危機、危険」などと和訳されるRiskの本来的な意味は「不確実なことを理解したうえで、対処する方法を決め、勇気を持ってやってみる」。
「リスク」には、もともと、ワクワクする要素が含まれているようですね。
さて、資産運用の世界では、リスクのことを、よく、値動きの幅、振幅の度合い、価格のブレなどと説明します。
このこと自体は、説明すればすぐに皆さん、頷かれるのですが、じゃあ、本当に理解されたのかというと、実際には、どうもそうではないらしいのです。
いくら自動車の乗り方についての講習を受けても公道を運転できるようにならないように、TVゲームのゴルフで好スコアを出してもいざコースに出てクラブを振るとボギーやダブルボギーのオンパレードになるように、資産運用でリスクを理解するのも、「実際にやってみる」ことが最も近い道です。
預貯金の場合は、わずかといえども金利が設定されているので、お金が減ることはありません。少しずつ、少しずつですが、増えていきます。
しかし、株や債券などには、値動きがあります。お金を払って投資家の立ち場になったとたんに、値動きは「心の動き」になります。
リスク(値動きの幅)は「心の振幅度合い」に置き替わります。
これが曲者なんですね。
買ったときよりも値段が上がったときにはそうでもないんですが、その反対、買ったときよりも値段が下がったときは、心中穏やかでない、なんとも言えない気分に陥ります。
高い買い物をした翌日に、それとそっくり同じものが3割引で売られているのを見つけた時のような、あの気分です。
ただ、「勇気を持って試みる」のですから、当然、試みたあとには、何がしかの果実を手に入れることができるはずです。
それが「リターン」。大きいリスクに挑むほど、高いリターンを期待することができるのです。
リスクとリターンの関係は、資産運用の世界だけではありません。
仕事でもそうですね。日常生活でもそうです。恋愛や結婚でもそうですね。
未来の不確実性に対して、何かを決めて行動することは常に「勇気を持って試みる」こと、Risicareなんですね。
最終更新時間 2006年09月11日 07:30
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