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2006/08/25

相続税を減らすいろいろな方法。

 相続人が相続税を払わなければならないケースはごくわずかですが、それでも、うまく工夫をすることによって相続税を払わなくてもいい、あるいは、払う税金を少なくするテクニックがいろいろあるんですね。

 この分野は「知っているか、知らないか」で大きな差がつきます。

 将来財産を配偶者や子供に相続して、税金を払わねばならない可能性がある人は、生きているうちに手を打っておくべきですね。しかも、相当早めに。

 相続は死んだあとのこと。死人に口なしですから、死んだあとになって「さあ・・・」と立ち上がることはできないのです。

 相続税を払う必要のない程度の財産をお持ちの場合は、節税対策を考えなくていいので、その点、とても楽です。


 今、財産が1億円(現金のみ)あったとしましょう。配偶者はいなくて子供は2人。

 このとき、相続税の非課税枠は・・・。

 5,000万円+(2人<法定相続人>×1,000万円)=7,000万円です。

 何もしないと、1億円-7,000万円=3,000万円に対して、相続税がかかります。

 相続税を少なくするには、財産そのもの(ここでは1億円)を少なくすればいいのです。

 生きているうちに散財をして、財産が7,000万円以下になれば死んだときの相続税は0になります。

 私は個人的には、子供になるべく財産を残さないこの方法が最もいいと思いますが、なかにはなるべく多くの財産を子供に残したいという方もいらっしゃいますので、別の方法もご紹介します。

1、生きているうちに、ちまちまと少しずつ子供に財産を贈与する。
・・・贈与税の非課税枠は年間110万円でした。この範囲内で生きているうちに、毎年贈与をするのです。

 2人の子供に年間110万円ずつ贈与すると、14年後には贈与金額の合計が3,000万円を超えるので、相続財産を7,000万円以下にでき、相続税を払う必要がなくなります。


2、生命保険を活用する。
・・・生命保険は、相続財産を少なくする有力な方法のひとつです。

 生命保険の保険金は、500万円×法定相続人に相当する金額が非課税になるという決まりがあるんです。

 上の例でいうと、500万円×2人=1,000万円です。

 生きているうちに、保険料一時払いで、2人の子供を受取人にしてそれぞれ500万円、合計1,000万円の死亡保険金をかければ、手元のお金は9,000万円になります。死亡時には、9,000万円-7,000万円=2,000万円に相続税がかかり、生命保険金は非課税で合計1,000万円を受取ることができるのです。

 お金持ちのお年寄りが、よく保険料を一時払いにして死亡保険に加入する大きな理由は、生命保険を活用した相続税対策をするためなのです。

3、お金の財産を不動産にする。
・・・キャッシュだと、その財産評価は、そのままズバリなのですが、生きているうちに現金を不動産にすることで、死んだときの財産評価額は低くなるのです。

 不動産の評価は、建物は「固定資産税評価額」、土地は「路線価格」によって行います。いずれも、時価よりも低い評価額になるのです。

 さらに、この不動産を活用してアパート経営をすれば(他人に貸す)、不動産の評価額はさらに下げることができるのです。

 土地持ちのお金持ちが、よくアパート経営をするのはこのためです。

 財産が土地だけだと、相続が発生したときに、土地を売却して相続税をひねり出さないといけません。

 その土地を活用してアパート、マンション経営をすると、不動産の評価を下げるとともに、アパートの賃貸収入で現金収入を得ることができるのです。

最終更新時間 2006年08月25日 07:30

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