景気拡大が戦後最長になる。
今回の景気回復がいつはじまったのか、答えることができますか?
自分のことがわからないのは、個人レベルでも国家レベルでも同じ。あとから振り返って「あ~、あのとき。そういえばあのときが転機になったんだと思う・・・・」
とかく、理屈はあとからついてくるものなのです。
主観的にはあまり実感を抱けないのですが、今回の景気回復は、2002年の2月から始まったようです。
調べてみると、2002年2月末の日経平均株価は、10,587円。
その後、株価はどんどん下がり続けて、翌年、2003年4月末に7,831円。14ヶ月で約36%も下落しているのです。
景気が底を打って回復基調に入っても、実際に株価が底を打つまでに約1年がかかったということは、ぜひ記憶にとどめておきたいものです。
そしてその年の2003年の年末。日経平均の終値は10,676円です。8ヶ月で36%も上昇したのです。2004年の1年間は踊り場状態でしたが、翌2005年は1年間で40%上昇しました。
景気が低迷していたときには、その後経済統計が好転しても、投資家の心理は慣性の法則が働いてなかなか好転せず、「買い」というアクションになるまでに幾分タイムラグが発生するようです。
経済統計が好転し、企業業績が前年に対していい数字が予想され始めた時期が株の「買い時」のようです。
今回の例でいうと、2003年3月ごろだったように思います。企業の収益回復を示す報道はあちこちでされていましたが、勇気を出して購入できる人がいなかった。
経済は循環しますから、今度同じような事態が起こったときに、今回の学習を活かせるようにしたいものです。
さて、この5月で現在の景気拡大期間が52ヶ月。1986年から91年まで51ヶ月続いた「平成景気」を追い抜くことは確実となりました。
そして、この調子で11月を迎えると、「いざなぎ景気」(1965年から70年の57ヶ月)を超え、戦後最長になるようです。
サッカーのワールドカップにおいて、日本代表敗退の前と後との空気のあまりの違いを思うと、どうやらわが国には、サッカー好きよりも、一体感好きが圧倒的に多いようです。
好景気が続くことは、みんなが経済成長の恩恵をなにがしか受けることができるので、「一体感」の醸成には好都合です。
熱狂的ではないにしても、ジワジワと、長く続く景気であってほしいものです。
最終更新時間 2006年07月05日 07:30
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