資産別のリスク・リターンの関係を整理すると。
ここに6つの代表的な金融資産があります。
「円預金」「日本債券」「日本株式」「外貨預金」「外国債券」「外国株式」。
これらの資産のリスクとリターンの関係を整理してみましょう。
リスクとは、直訳すると「危険、危機」ですが、資産運用の世界では「価格変動のブレ幅の度合い」と考えてください。
「リスクが高い」とか「リスクが大きい」というのは、価格変動の幅が大きいこと。逆に「リスクが低い」「リスクが小さい」は、価格変動の幅が小さいことです。
資産運用をするときに悩ましいのが、単に価格が変動するだけでなく、「心がブレる」ことです。自分が投資に参加していないときは人事なのでへっちゃらなのですが、いざ、自分が金融商品を買うやいなや、当事者になったとたんに、価格の揺れがそのまま「心の揺れ」に置き換わるのです。
リスクが大きいほど、心の揺れ動きも大きく、場合によっては何ごとも手に付かない状況になってしまいます。リスクに振り回されるのです。人によっては、そんな自分らしくなれない状態が続くのに耐えられず、取り引きを止めてしまうのです。
リスクの種類には、次のようなものがあります。
「信用リスク」:破綻する可能性です。
「流動性リスク」:換金できない可能性ですね。不動産などが典型的です。
「金利変動リスク」:債券などは、金利の変動に敏感反応します。
「価格変動リスク」:需給関係によって、取り引きされる価格は動きます。
「為替変動リスク」:円高、円安の変動ですね。
円預金は、国内の預金。信用リスクはありますが、基本的には元本が保証されています。安全性が高い代わりに金利は低い。ローリスク・ローリターン商品ですね。
日本債券は、日本の国債や社債です。「信用リスク」「金利変動リスク」「価格変動リスク」がありますね。しかし、満期まで保有している場合は、預金と同じになります。元本は確保できます。
ミドルリスク・ミドルリターンの金融商品です。
日本株式は、日本の企業の株です。「信用リスク」「価格変動リスク」がおもなリスクです。株式は、ハイリスク・ハイリターン商品に分類されます。
外貨預金、外国債券、外国株式はどうでしょうか?
外国の資産は、日本の資産とくらべ、リスク要因が1つ増えます。
そう、為替変動リスクです。
したがって、一般的には、それぞれの国内モノよりは、ややリスクもリターンも高いところに分類されます。
「元本保証で1年後には、倍になります!」というおいしい話は、眉にツバをつけて聞かなければいけません。
ノーリスク・ハイリターン商品というものは、ありえないのです。
ただ、結果的に1年で倍になることはもちろんありますよ。
ただそれは、それだけ高いリスクに挑んだ結果そうなったのです。ノーリスクだったわけではないのです。
最終更新時間 2006年06月29日 07:30
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