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2006/06/27

生命保険の「配当」とは?

 昨年くらいからでしょうか?
 わが国の行政のスタンスが、生産者視点から消費者(国民)視点に軸足を移したのがよくわかりはじめたのは。態度の変化を感じるのです。

 典型は脱談合。民間と行政、場合によっては政治のトライアングルの中で、これまで業界では「必要悪」とまで言われていたことを、ようやく断ち切る方向のよう。道路公団、防衛施設庁、橋梁、、、などなど、最近の摘発例には事欠きません。

 予定価格に対する入札額が、かつては90%超が当たり前で、いかにも「あんたら確信犯だろう」と思われていたのが、最近では、6割とか5割もあるらしい・・・。「そんなに価格を下げることができるんだったら、最初からそうしてよ。無駄に税金を使わせないでよ」と思ってしまいます。

 次の典型は、金融庁の行政処分。
 明治安田生命、損保ジャパン、三井住友銀行、三井住友海上火災、第一生命、アイフル、、、、、たてづづけに、業界を代表する大手企業をバッサリ。

 すでにメーカーでは、お客さまからのクレームや意見を商品・サービスの開発や改善につなげる仕組みを作り上げているところがありますが、金融機関はまだまだ、お客さまからのクレームにフタをする体質が残っていたようです。

 つい先日も、第一生命保険で約20年間、配当の一部を件数にして約5万件、金額にして約1億2千万円支払っていないことが判明しました。

 生命保険における配当とは、保険会社が契約時に想定した以上に利益が出た場合に契約者に還元するお金のことです。

 生命保険の保険料は、契約者の年齢と性別によって異なります。この保険料は、年齢・性別ごとの死亡の確率、預かった保険料の運用利率、保険会社の運営にかかる費用の比率によって決定されます。

 契約時に事前に決める必要があるので、実際には、それぞれが想定した確率のとおりにならないケースがあります。

 死亡の確率が予定よりも低い場合。
 運用利率が予定よりも高い場合。
 会社運営の費用の比率が予定よりも低い場合。

 上記の3つの場合には、保険会社は契約時に想定した以上の利益を出すことができます。

 この利益の一部を契約者に還元する。それが、配当です。

 あらかじめ配当を支払わないことを約束して契約し、その分保険料を低く抑える保険もあります。

 また、配当を約束していても、想定した利益が出ない場合、配当は払われません。この場合、保険会社には「逆ザヤ」が発生するのですが、だからといって支払う保険料が値上げされるようなことはありません。

最終更新時間 2006年06月27日 07:30

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